生命工学部

Faculty of Life Science and Biotechnology

アクアリウム科学実習(1)「観賞魚飼育水槽立ち上げ時の窒素濃度の変化」

アクアリウム科学実習(1)「観賞魚飼育水槽立ち上げ時の窒素濃度の変化」

3年生のアクアリウム科学コース履修者を対象としたアクアリウム科学実習(1)では、因島キャンパスにある水族館のバックヤードで海水の観賞魚飼育水槽を立ち上げます。
2人1組になって、ろ過に使用するろ材の種類やレイアウトはどうするか、何の魚種を何匹入れるか、など、どのような水槽にするのか計画することからスタートです。水槽立ち上げ後は、給餌や水質のチェック、換水など、日々の飼育管理の方法も学びます。

また、水槽立ち上げ時からしばらくの間は水質(特に窒素濃度)が大きく変化することが知られていますので、最終日に3種類の窒素濃度を測定し実際の水質の変化をチェックしました。水槽の管理は動きやすくて汚れても良い恰好で行いますが、今回の報告は白衣を着て行う化学分析の様子です。

窒素(亜硝酸態窒素)の濃さに応じて発色する試薬を加えています。

色の濃さを機械(分光光度計)で測定しています。

機器分析でも測定を行い、3種類の窒素濃度を調べました。

一般的にいわれる水槽立ち上げ時の窒素濃度の変化と、水槽立ち上げ時の条件でその変化のスピードが変わることが実感できたと思います。さらに、この結果と実際の飼育状況を比較することで観賞魚飼育水槽を立ち上げる時に必要な水作りの理解が深まったのではないでしょうか。

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