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Faculty of Engineering

【工学部】ものづくり工房「聚志館」の設計者である河口教授にインタビューをしました!

【工学部】ものづくり工房「聚志館」の設計者である河口教授にインタビューをしました!

みなさま、こんにちは! 福山大学内に建設されるものづくり工房「聚志館(しゅうじかん)」の安全祈願祭が先日執り行われ、設計者の河口教授にインタビューをしましたので、工学部建築学科の大畑からご紹介します。

「聚志館」はものづくり教育・研究の拠点となる新しい校舎として計画され、いよいよこれから工事が始まります。

先日、無事に工事が進められるよう“安全祈願祭”が行われました。
「聚志館」の建設に関わってくださる方々に集まっていただき、写真右奥に掲げられた次第に従って、安全祈願祭が進められていきました。

「聚志館」の建設場所は社会連携センター(7号館)の隣です。
奥には安全安心防災教育センター(30号館)と未来創造館が見えます。

この日は天候にも恵まれ、参列された方々も明るい表情でした。

看板の横に写っているのは、設計者であり本学建築学科の河口教授です。
河口教授に「聚志館」への想いを聞いてみました。

Q1.「聚志館」への想いを教えてください。

A1.大学創立50周年の記念事業の一環として、聚志館の設計をさせていただくことになりました。“大学のものづくり工房”という使命を帯びた建物は、大学の施設でありながら地域の方々にも開放された施設となってほしいという想いを込めています。
例えば、ものづくり工房では3Dで近未来のものづくりができ、地下の講堂ホールでは文化的な講演やアートの展示、音楽やダンスなどの新しいイベント企画を組み込み、大学の施設としてこれまでにない新しい意味合いを持たせる計画としています。

 

Q2.見どころやこだわりポイントを教えてください。

A2.見どころは地下1階と吹き抜けです。全体の構造は鉄筋コンクリート造と鉄骨造のハイブリッドとなっています。中でも、地下の講堂ホールはコンクリートのワッフルスラブを用いることで大スパンを構成し、重厚で品位のある空間演出を目指しました。また、周囲にドライエリアを配置し、広がりのある空間となっています。

 

Q3.どのような場所になってほしいと思いますか。

A3.市民の方が気軽に、そして当たり前に利用できる施設として開放され、文化的で未来的な教育やものづくりがみなさまの生活の一部となってほしいです。夕方からクラシックコンサートや現代アート展が開催されるなど、これまでの美術館にはないカジュアルで“福山大学らしい施設”となることを願っています。

 

Q4.完成に向けての現場の様子を見ることはできますか。

A4.既に学生からも希望があり、安全を確保したうえで現場が見られるようにする予定です。毎日過ごす校舎のすぐ横で工事がされていて、設計者といつでもコミュニケーションが取れるのはとても恵まれた環境ですので、学べる場として意義深いものです。私も毎週現場の様子を写真に収め、学生に伝えていきたいと思います。
記念に残る事業ですので、学生と一緒に聚志館の1/50模型を作成し、常設展示したいと考えています。

 

「聚志館」の完成に向けて安全に工事が進んでいくことを願っております。
多くの人が集い、愛される建物ができるのがとても楽しみです。

 

学長から一言:ものづくりの志を持った多くの人々が集う場との意味合いを込めて「聚志館」と命名した工房の建設がいよいよスタートします。創立50周年の記念事業。設計者である河口圭介教授の力の入れようも半端ではありません。来年の完成が今から待ち遠しくて仕方ありません。きっと画期的な建物になることでしょう。

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