【人間文化学科】オープンキャンパス報告―学科の特色と学びの形

【人間文化学科】オープンキャンパス報告―学科の特色と学びの形

今回は、9月まで実施されたオープンキャンパス(見学会)の模様について、学長室ブログメンバーの清水が報告します。人間文化学科会場のアウトライン、そしてスタッフとして参加してくれた学生サポーターの一人である西江知菜さん(人間文化学科1年)からのコメントも紹介しながら、人間文化学科の特色と学びの形をお伝えします。

 


毎年多くの来場者があるオープンキャンパスですが、人間文化学科の場合、今年は急遽教室変更も行われたほど多くの参加者がありました。

例年、オープンキャンパスでは、「学科説明」「模擬授業」「学生による発表」「交流会」など、人間文化学科について深く知ってもらえる内容を準備しています。中でも模擬授業は、特に人気の高い「歴史」と「文学」からテーマを選んで行われるのですが、今年度は以下の通り「歴史」が中心となっています。

 

6月:韻数文解のインスピレーション

7月:写真と地図で見る「ちょっと昔の福山」

8月:「クリミアの天使」ナイチンゲールの実像をもとめて

9月:「終戦記念日の幻想」

 

模擬授業だけではありません。7月のオープンキャンパスでは、交流時間中に当時の古地図や絵葉書などを自由に閲覧できる場もあり、「昔の福山」に興味を搔き立てられる参加者も多かったようです。こうして、さまざまな資料に触れることができるのも、人間文化学科の面白さだと思います。

古地図や葉書を囲みながら

学生たちの発表も充実していました。学生サポーターたちによる「学生生活紹介」、青木ゼミ(近現代文学)学生による「フィールドワーク報告」、4年次生による「就職活動報告」など。そして、8月のオープンキャンパスでは、現在は教員として活躍している卒業生によるミニ講演会も行われました。

フィールドワークの紹介です

4年次生による就職活動紹介

卒業生から見た「学科の魅力」とは

学科説明と模擬授業を除けば、教員はほとんどが裏方であったような…。そう思えるほど、学生達が人間文化学科の魅力を精一杯伝えてくれていたと思います。中でも毎回のオープンキャンパスで活躍してくれる「学生サポーター」はありがたい存在です。そこで、今回はこの「学生サポーター」の西江知菜さんにバトンを渡し、オープンキャンパス参加についての思いを伝えてもらたいと思います。では、お願いします!

【西江知菜さんのコメント】

人間文化学科1年の西江です。私は高校生の時に人間文化学科のオープンキャンパスに参加しました。当時の私は、大学について何もわからず、不安を感じていました。しかし、オープンキャンパスでは、学生サポーターの先輩方が親身になって大学や大学生活について教えてくださり、「私も学生サポーターに入りたい」と思うようになりました。

入学後、学生サポーターとして「学生生活」の発表を担当しました。資料を作成する際には、常に高校生の立場に立って考えることを大切にしていました。発表を行っている際には、ちゃんと伝えることができているのか、高校生の不安を解消できているのかとても不安でした。しかし、オープンキャンパス終了後、高校生から「とても分かりやすかった」という声をいただき、今後も学生サポーターとして、オープンキャンパスでは、大学生活や人間文化学科の魅力を発信していきたいです。

 

実は、西江さんも高校生の時にオープンキャンパスに参加してくれていました。そして嬉しいことに、この時から「学生サポーター」としての活動への思いがすでに受け継がれていたのでした。

この9月まで複数回実施されてきたオープンキャンパス。参加者のみなさんとスタッフが、人間文化学科で「何をどのようにして学ぶのか」、そして「なぜ学ぶのか」について共有できた、とても内容の濃い時間だったのではないでしょうか。次回3月のオープンキャンパスについても、人間文化学科の魅力を知ってもらえるよう準備を進めています。是非ご来場ください。

 

学長から一言:一番最近、9月9日開催のオープンキャンパスからも少し時間が空きましたが、当日を思い出させる人間文化学科の開催状況報告。展示し公開する機械類がない分だけ文系学科は地味になりがちですが、それをはね返すくらいの充実した学科の内容紹介でした。学生サポーターとして活躍の西江知菜さんは昨年の見る側から今度は見せる側へ。頑張りましたね、お疲れ様でした。

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