【スマートシステム学科(電気電子工学科への名称変更予定)】ETロボコン2023中国地区大会試走会①に参加しました!

【スマートシステム学科(電気電子工学科への名称変更予定)】ETロボコン2023中国地区大会試走会①に参加しました!

スマートシステム学科は、2024年4月より電気電子工学科へ名称変更予定です。現在の社会情勢や産業界のニーズを考慮し学科設置の基本理念に立ち返った学科名です。当学科は、長年ETロボコン中四国地区の幹事校を務めており、今回は7月22日(土)に福山駅前の社会連携推進センターで試走会が開催され、当学科の学生を中心に結成されたチームが参加しました。この試走会に運営委員として参加した沖准教授、脇坂助手より報告が届いたので、スマートシステム学科のブログスタッフ、伍賀が報告します。

 


スマートシステム学科の沖です。先の7月22日に福山駅前の学校法人福山大学社会連携推進センターでETロボコン中四国地区大会の試走会①が開催されました。試走会は地区大会本番と同じコースでロボットの動作を確認できる貴重な機会です。

なぜ貴重なのかというと、第1に使用しているロボットは基本動作がライントレースなので、センターの受けるラインの明るさが非常に大事です。しかし、もちろん本番のコースは普段は使うことができないため、普段はプリンターで印刷したものを張り合わせて使っています。そこで、試走会で本番のコースと普段使っているコースとの違いを知る良い機会なのです。第2に、ほかのチームの様子を知ることができることです。いろいろ悩みつつ準備をしているのは自分たちだけでないことを知ることは良い励みになり、ほかのチームのロボットが良く動いているのを見ればそれを超えるべく自分たちの目標も新たにできます。第3に、モデル作成について実行委員会に相談することもできます。

社会連携センター〇〇に設置されたETロボコンコース

社会連携センターに設置されたETロボコンの本番コース。同時に3チームがそれぞれのタイミングで試走を行います。

 
上の写真はコースにロボットを乗せて今まさに走らせてみようとしているところです。次の写真は、本番のコースと試走会会場の様子です。同時に3チームがそれぞれのタイミングで試走を行いました。黄色いポロシャツの実行委員会委員から、競技のことやモデルのことなどいろいろな助言をいただきました。
 
さて、今回参加するチーム「Sanzo2023」は、スマートシステム学科3年生の川上翔大君をリーダーに、スマートシステム学科1年生の高橋海斗君、情報工学科2年生の松本翔伍君の3名です。全員ETロボコン初挑戦です。
 

チームSANZO

福山大学のチーム「チーム:Sanzo2023」。左から、松本君、川上君(リーダー)、高橋君。限られた時間の中、プログラムの調整だけでなく何のデータを取得するかなど、いろいろなことを考えています。

試走に臨むメンバーの緊張の様子

ロボットの試走の準備をするチームメンバー、緊張の面持ちです。競技はロボットの性能とプログラムのモデルで競いますが、やはり、正確に速く走らせたいと思っているチームメンバー。照明、ラインの明るさ、タイヤのグリップなど普段使っているコースとは勝手がだいぶ違っているので、パラメータを色々変えてデータを取っています。理想は、環境の変動に強く、かつ、早く対応できるプログラムです。

試走するETロボコン走行体の雄姿

パラメータがうまく調整できて、滑らかに走り出したロボット。

 

今回の成果は、データが色々取れて普段のコースとの差が少しわかったこと、他のチームの頑張りを見ることができて良い刺激になったことなどいろいろありました。

最後に、メンバーの声です。

「今回の試走会までにあまり準備ができてなくて焦っていましたが、実際に参加してコースの感じがつかめました。また、他のチームの取り組みが見れたことで自分たちの活動や進捗に少し自信が持てました。またすぐに試走会②があるので、引き続き準備を進めていきます。」

「目標はチャンピオンシップ大会出場です。応援、よろしくお願いいたします。」

チームSANZOの面々

チームSANZOにご期待ください!!

 

学長から一言:決められたラインに沿って走る小さなロボットは、見た目はオモチャのようですが、動きの正確さ、美しさを生み出すプログラミングは、大きな本格的な実用ロボットを動かすのと全く同じなのでしょう。来年度からの電気電子工学科への名称変更(予定)を控え、学科の研究力・教育力を結集して、大会本番での力強い走りを期待しています。ガンバレー!

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