【建築学科】「JIA中国建築大賞2022」を非常勤講師の後藤亜貴先生が受賞しました!

【建築学科】「JIA中国建築大賞2022」を非常勤講師の後藤亜貴先生が受賞しました!

建築家で建築学科非常勤講師の後藤亜貴先生が第14回 JIA中国建築大賞2022において、住宅部門最優秀の「大賞」を受賞されました。このことについて佐々木准教授からレポートが届きましたのでお伝えします。(投稿は学長室ブログメンバーの山本)

 


後藤亜貴先生は、福山市内で後藤亜貴建築設計事務所を主宰し、建築家として活躍しながら、本学建築学科非常勤講師としてスタジオ演習(4年生前期)や生活環境デザイン演習Ⅳ(生活環境デザインコース、3年後期)で建築設計教育にご尽力をいただいています。

さて、この度受賞されたJIA中国建築大賞は、(公社)日本建築家協会(JIA)中国支部が、「建築家は、自らの業務を通じて先人が築いてきた社会的・文化的な資産を継承発展させ、地球環境をまもり安全で安心できる快適な生活と文化の形成に貢献します 」 というJIAの建築家憲章の理念に基づき、中国5県に造られた建築のうち、優れた建築デザイン、建築文化や環境形成に寄与した建築作品を設計した建築家を顕彰するものです。

表彰式での集合写真。前列右から2人目が後藤先生です。
(提供 後藤亜貴建築設計事務所)

 

受賞作品は、「畑の家」(広島県福山市,2020年)と名付けられた畑に隣接した敷地に建つコンパクトな住宅です。最小限のスペースの住まいと畑の間に置かれた農作業の合間に対話が生まれる外の居場所「畑の間」を持ちます。屋内と屋外を巧みにつなぐ空間の構成力と一分の隙もなく計算し尽くされたインテリアデザインが特徴です。

審査委員長古谷誠章氏の総評では、「大賞《畑の家》は質の高さや無垢の素材の扱いなど既に定評となっている後藤亜貴建築設計事務所による、人里に建つさりげない住宅作品ですが、巧妙に見極められたあたかも『小屋』のようなスケール感が秀逸です。」とあり、質の高い建築とデザインに対する高い評価となっています。

審査委員長が「秀逸」と書かれた質の高さは受賞作品の写真をみれば分かっていただけると思います。

畑の家 外観
(提供 後藤亜貴建築設計事務所)

畑の家 内観
(提供 後藤亜貴建築設計事務所)

賞状とトロフィー。後藤先生は二度目の大賞受賞です。
(提供 後藤亜貴建築設計事務所)

後藤先生の設計への真摯な姿勢と弛まぬ努力によってこの度の受賞となりました。大賞受賞は指導を受けている学生にとっても誇らしいことです。

今後も建築学科の学生のために熱心なご指導をいただけると思います。

この度の受賞、おめでとうございます。

 

 

学長から一言:福山で建築事務所を主宰し建築家として活躍の傍ら、建築学科の非常勤講師として教壇に立たれる後藤亜貴先生、日本建築家協会中国支部の「建築大賞」受賞の快挙、まことにおめでとうございます! 表彰理由を読み、対象作品の何枚もの写真を眺めて、「なるほど」と大きく頷きました。こんな指導者から刺激を受けることのできる学生諸君は幸せです。   

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