知識・表現力のバランスで 「メディアの達人」をめざす

人間文化学部メディア・映像学科 Department of Media and Visual Studies

Characteristics

情報社会の幅広い知識を
身につけるとともに、
CG・Web・さまざまな映像など、
新たな時代のメディア制作や
研究の方法論を学びます。
理論と実践を融合させ、
情報メディアを活用しながら
社会に貢献できるひとを目指します。

Feature

メディア・
映像学科の特徴

・Feature01
メディアの知識や理論、そして
制作や研究の方法論を
学べる多彩なカリキュラム!

情報社会のさまざまな現象を読み解くための知識を学ぶ「社会情報系科目群」、表現やデザインの知識・技能を修得する「映像表現系科目群」。これらを横断し学ぶことで情報社会の幅広い知識を身につけながら、CG・Web・映像・プリントメディアなど、新たな時代のメディア制作や研究の方法論を学びます。理論と実践の融合で、相乗効果を生み出すカリキュラムです。

情報社会の「今」を読み解く
社会情報系科目群

メディアや情報の成り立ちについて歴史的に学ぶとともに、今の状況を分析するための視座を養います。

映像・メディアをもっと知る

「映像文化入門」「メディア文化論」など1年次配当の科目では、映像・メディアと社会の関わりや読み方、理解の仕方など、リテラシーを高めることを目指しています。歴史を参照しながら、現代人に必要な教養としての映像リテラシーを身につけます。

“リアルな”知識の獲得

「マスメディア論」では、岡山放送の協力のもと、現在のテレビ局がどのような機能を持ち、役割を持っているのかについて学びます。これら現役の専門家から得る知識は、3年次からのゼミでの研究においてさらに深められ、より強さをもたらすはずです。

情報と社会の関わりを理解する

ITという言葉も当たり前になりました。メディア・映像学科のカリキュラムでは、情報技術と私たちの社会の深い結びつきについて、「情報処理概論」「情報ネットワーク」「情報社会とコミュニケーション」などの科目から学びます。

コミュニケーションをデザインする
映像表現系科目群

様々なメディアを活用して自ら情報発信するために必要な表現やデザインの知識・技能を習得します。

表現技術の基礎を学ぶ

「メディアデザイン論」「メディア表現入門」(1年次)などの科目では、つくる、デザインするなど、表現する視点からメディアに関わっていきます。また、そのための基礎的な表現技術を学びます。

実践的なコンテンツ制作

2年次で学ぶ「CG映像制作」「Webデザイン」「グラフィックデザイン基礎」などの表現系の科目では、さまざまな制約の中で<伝えたいこと>を適切なメディアを通して伝えるための技術を習得します。

幅広い「メディア」への展開

3年次の「メディア応用実習」「メディア発展実習」では、今までの学びを活かして、短編映画やゲーム、鞆の浦の3DCGといった発展的な制作活動に取り組みます。生み出された作品は地域の映画祭やアートイベントなどに出品します。

・Feature02
本格的な撮影スタジオ、
充実の設備・機器で表現力・
技術を磨く!

メディア・映像学科では、照明や防音設備の整った、本格的な撮影スタジオや写真撮影ができるスタジオを完備しています。
もちろん、一眼レフカメラやウェアラブルカメラ、ドローンといった撮影機器や設備も充実!
ダイナミックなキャンパス、恵まれた環境の中で、表現するための技術や感性を磨くことができます。

4Kに対応する業務用のビデオカメラなど、最新の撮影機材が充実!

プロ仕様の一眼レフカメラも。写真撮影だけでなく映像撮影にも使用されています。

ジンバル一体型のアクションカメラや一眼レフ対応のジンバルの他、プロ仕様のガンマイクも準備しています。

照明や防音設備の整った本格的な撮影スタジオ。クロマキー合成用の映像撮影も可能です。

工作をしたり、本格的な写真撮影をする場所です。プロっぽい撮影用のライトもあります。

・Feature03
地域の様々なイベントや
ワークショップに参加。
コンテストでの
受賞実績も多数!

キャンパスを飛び出し、近隣地域でのアートプロジェクトへの参加、学外のコンテストへの積極的な出品など、学内外で多くの実践経験を積めるのも大きな特徴です。
また、地域で行われる映画祭での作品上映や、映画館で上映されるCM作品の共同制作なども行っています。そして、映画制作者へのインタビューなどにも学生が積極的に関わり、授業で体得した知見を地域の中で思う存分に発揮しています。

鞆の浦 de Art

毎年秋に福山市鞆の浦一帯で開催される「鞆の浦 de Art」に継続的に参加しています。ゼミでの研究や、授業に関連した制作だけでなく、学生たちが個人的に制作した成果物も出品、展示してきています。

地域での実践的な活動

2023年度には、福山大学と広島県興行生活衛生同業組合との共同研究としての映画マナーCMの制作に取り組みました。また、備後福山ワイン振興協議会の動画制作にも学生が関わっています。

「映画」との関わり

尾道映画祭の「若手育成プログラム」での、授業内で制作した短編映画の上映など、地域の映画祭などにも参加しています。また、映画の制作関係者や関連分野の研究者を招いてのティーチインなど、学外のゲストを招いての活動も行ってきました。

CHECK
「ACジャパン広告学生賞」に
連続入賞!

「ACジャパン広告学生賞」は、全国の学生(大学・大学院・専門学校等)が企画・制作した未発表のオリジナル作品を
顕彰する広告賞です。メディア・映像学科の学生も参加しており、15年連続で入賞しています。

【2022年】
第19回ACジャパンCM学生賞優秀賞受賞

第19回ACジャパンCM学生賞の新聞広告部門で優秀賞、テレビCM部門で奨励賞を受賞しました。

【2021年】
第18回ACジャパンCM学生賞優秀賞受賞

第18回ACジャパンCM学生賞の新聞広告部門で優秀賞、テレビCM部門で奨励賞を受賞しました。

「高校生CMコンテスト」
の運営

映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、
その才能を支援することを目的として、「高校生CMコンテスト」を毎年開催しています。

PICK UP授業紹介

マスメディア論

岡山放送株式会社の全面協力のもと、経営・編成・制作・報道の視点からテレビ産業について、現役のテレビパーソンから学ぶ産学連携授業です。現場の生の声を聞くだけではなく、イオンモール岡山5階のスタジオ「ミルン」を見学し、放送現場の今を経験的に学びます。

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CG映像制作

この科目では、それまでに学んだ3DCGや映像制作の基礎的な知識を、実践的な作品制作につなげていきます。これらは単に作品制作への展開だけでなく、企画立案やプレゼンテーションスキルなどの今後の社会的なコミュニケーションスキルとして有効に働きます。

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メディア応用実習/メディア発展実習

短編映画・CG・ゲームなどの制作実習から映像制作のノウハウを体得し、思い描いたイメージをメディアで表現するための実践的な知識を身につけます。現役制作者の講師も招きながら、メディア表現のリテラシーの獲得を目指します。

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アニメ論

「アニメ」として、深く私たちの社会に定着しているアニメーション。この科目では、古今東西のさまざまなアニメーション作品を鑑賞しながら、私たちにとっての「アニメ」の位置づけを改めて探り、多面的に捉え直すことを目指します。

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FIND WORK

就職・キャリア支援

就職率

100%

※2023年度実績

390

目指す進路

一般企業(広報・商品企画・営業・販売など)、 クリエイティブ企業 (映像・CG・ ゲーム・Web・デザインなど)、 情報企業(広告・通信・マスコミ)、公務員、学芸員

主な就職・進学実績

<就職>

福山市役所、 岡山県警察、しまなみ信用金庫、 備後信用組合、 イオンリテール (株)、出雲ケーブルビジョン(株)、(株)VISUALIZ、ヴェルト(株)、Aパーセント(株)、 (株)エディオン、 (株)エフイーティーブイ、(株)エントリー、 カイハラ(株)、 (株)キャス テム、(株)啓文社、(株)コーコス信岡、 (株) ザグザグ、 (株)スターダストプロモーショ ン、(株)スタジオアリス、(株)セガゲームス、(株)外林、 玉島テレビ放送 (株)、ナツメ アタリ(株)、日本マクドナルド(株)、(株)ハローズ、ビッグボーン商事(株)、 (株)フォル ミカデュオ、富士建設(株)、 三原テレビ放送(株)、(独)労働者健康安全機構、(株)ロ イヤルコーポレーション、(株)ローソン、(株)ワンゴジュウゴ など

<大学院進学>

大阪公立大学大学院、 慶應義塾大学大学院、立命館大学大学院 など

GRADUATES卒業生の声

株式会社SPGホールマン

松本 庸佑 さん

メディア・映像学科2014年卒業 /
広島県立三原東高等学校 出身

在学中は、バラエティ番組制作のワークショップや東京のテレビ局勤務の方とスカイプで交流する会に参加するなど、テレビの現場の人とつながる機会が多くありました。現在はディレクターとしてテレビ番組制作に携わっており、学科での様々な経験が生かされているのを感じています。

取得できる資格・免許

  • 高等学校教諭一種免許状(情報)
  • 学芸員(任用資格)
  • MOS( ワード・エクセル)
  • 色彩検定
  • Webデザイナー検定
  • マルチメディア検定
  • CGクリエイター検定
  • 映像音響処理技術者 など

RESEARCH

研究

Photo & Graph / 光で描く 安田研究室

私は現在、写真にまつわる作品を多く作っています。日本語で「写真」というと、どうしても「真実」という言葉の印象が強いのですが、英語では“photograph”、つまり光の絵、光で描くといったような少し違った印象の言葉になっています。そして私はそれも写真の大事なところだと思っています。写真に使われている感光材料(光を受けて見た目が変化する材料)を使って、写真のしくみの内部に入り込んで、それをかたちにしていくような制作です。

考えるを見える化する内垣戸研究室

学校では常に「考える」ことを求められます。そして同時に考えたことを他の人と共有することも求められます。しかし頭の中で考えているだけでは他の人には伝わりません。「言葉」や「図」や「絵」など、見える形(=可視化)にしてはじめて共有されるものになります。共有されると、そこでのやりとりが新たに「考える」きっかけになる。そのサイクルのために、「考える」を「見える化する」ための方法について、「考えています」。

FACULTY教員紹介

中嶋 健明 教授

映像制作/3DCG制作

前職で、広島爆心地の被爆前の3DCG復元を10年近く続けてまいりました。その実績を生かし、備後地区の文化遺産(鞆の浦、福山城など)の3DCG化を進めて行きたいと思っております。そのために必要な歴史的考察や建築的考察を必要としています。ご協力戴ければ大変ありがたいです。

洞ヶ瀬 真人 教授

メディア表象・映像文化研究

環境やジェンダーのことなど、今の社会に山積している問題に映像メディアの表現をどう役立てることができるのかを研究しています。社会を変えるには、まずは思いを言葉にして声をあげるべきかもしれません。しかし、そこに映像を添えるだけで印象が大きく変わりますし、意見の異なる人にも、目で見て耳で聞いて、こういう社会問題があると知ってもらうことができるかもしれません。そんな映像の可能性を生かす表現や映像なりの語り方を、みなさんといっしょに考えていけたらと思っています。