あなたの武器になる
人間文化学部
人間文化学科
Department of Human Culture
人間文化学科ついて
言語・文学・歴史のみならず、サブカルチャーを含む、生きる喜びや感動を与えてくれる、人間のあらゆる文化を研究できる場所。それが人間文化学科です。
「過去」に学び、「現在」について思索し、あるべき「未来」の可能性を探求し、「豊かな教養」と「自ら考え、表現する力」で自身の人生と社会を力強く生き抜いていく人材を目指します。
人間文化学科の特徴
人間文化学科では、以下のような資格免許を取得することができます。
(1)教員免許(中学校「国語」「社会」、高等学校「国語」「地理歴史」)
(2)学芸員資格(博物館、美術館、郷土資料館など)
(3)各種外国語技能検定(英語・ドイツ語・中国語)
教員免許については模擬授業などの指導を行います。語学の資格については、学生が希望する進路や語学習得のイメージを共有し、個別に指導するなど支援体制も充実しています。
あなたの武器になる!
”好きなこと”を研究対象として学べる
人間文化学科では、「文学」「歴史」「言語・思想」を軸にして【好きなこと】を追究することができます。
四年間を通じた「少人数ゼミ担任制」の中で、先生の(自分の専門でないことも学生と一緒に懸命に学びながらの)指導のもと、自分の大好きな趣味を論理的にかつ徹底的に追及することで、「自分で考える力」「生き抜く力」を身につけることができます。
フィールドワークを
重視した実践的な学び
人間文化学科では、文献を使った調査・研究だけではなく、フィールドワークを重視しています。各授業やゼミでは、地の利を活かして神辺や鞆など備後・瀬戸内地域の現地調査も行います。「歴史」「文学」「言語・思想」だけでなく、中国やアメリカ、ヨーロッパという観点からも自分たちの「地域」を捉えることで、専門的な知見をより深めていきます。
青木ゼミフィールドワーク2023報告(PDF)
積み重ねる
事前学習型のアクティブラーニング
人間文化学科の専門科目は、事前学習型のアクティブラーニングを基本としています。学生が事前に「調べて」きたことを「発表」し、それをきっかけに受講者全員で「議論」します。教員はあくまでサポート役。そこで培われた思考力や「問題」を発見する力は、自分と社会の未来を創造することになります。
INFORMATION学科からの
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就職・キャリア支援
就職率
※2023年度実績
目指す進路
●公務員
●出版社・ジャーナリズム関係
●教員
●進学(大学院など)
●一般企業の営業・総合職(教員産業・販売員・サービス業・製造業・金融・保険)
など
主な就職・進学実績
浅口市役所、広島県教育委員会、海上自衛隊、(株)広島銀行、しまなみ信用金庫、しまね信用金庫、両備信用組合、笠岡信用組合、明治安田生命保険(相)、アシード(株)、(株)アスコン、(株)石井表記、いすゞ自動車中国四国(株)、出雲ケーブルビジョン(株)、(株)エディオン、KeePer技研(株)、(株)キャステム、クリナップ(株)、(株)コスモス薬品、(株)サンエス、(株)自重堂、(株)ジュンテンドー、(株)ジンズ、ダイレックス(株)、タカヤ商事(株)、常石鉄工(株)、(株)日本セレモニー、日本通運(株)、(株)ビッグ・エス(株)フードコスメ、福山通運(株)、(株)ププレひまわり、(株)明治屋、(株)ヤマダ電機、(株)ユーホー、(株)良和ハウス、渡辺パイプ(株) など
<大学院進学>
岡山大学、慶応大学、駒澤大学、一橋大学、鳴門教育大学 など
GRADUATES卒業生の声
岡山県警 笠岡警察署 地域課
石井良幸 さん
人間文化学科2007年卒業 /
現岡山県立倉敷鷲羽高校 出身
私は人間文化学部で欧米文学を専攻し、人間の価値観や言語の幅広い知識を学びました。現在は警察官として岡山県内の駐在所で勤務し、地域住民の方に対して特殊詐欺等の防犯指導等を行っています。また外国の方と接する機会もあり、大学で学んだ知識が日常会話や職務質問等に役立っています。
取得できる資格・免許
教員免許(高等学校教諭一種免許状(国語・地理歴史)
中学校教諭一種免許状(国語・社会)
学芸員
各種外国語技能検定(日本漢字能力検定/HSK、中国語検定/実用英語能力検定/TOEFL/TOEIC/ドイツ語技能検定)
RESEARCH
研究
アメリカ文学 重迫研究室
私の専門は、アメリカ文学の中でも19世紀の女性詩人エミリー・ディキンスンです。詩の言葉が持つ力、人間にとっての言葉の意義を研究しています。各自の「大好きなテーマ」が「大嫌いな現代の問題」を解決することにいかに貢献できるか、人間・社会・文化はいかにあるべきかを研究することがゼミの共通テーマです。「趣味」から「学」へ!そして「より良い世界」へ!!
日本近代文学青木研究室
私は、高校生の頃、童話集『注文の多い料理店』に出会って以来、宮沢賢治が好きで、卒業論文、修士論文、学位論文と研究を続けてきました。現在は、福山大学のゼミ生たちと郷土の作家、井伏鱒二が郷里を舞台に書いた小説のフィールドワークをしています。そして、現在はそこでわかった井伏鱒二の、中学時代の仲間達との絵画や文学サークルについて調べています。宮沢賢治と井伏鱒二は三歳違いの同時代人です。二人が新しい文化を生み出す元になった若者文化を、福山市と盛岡市両方で調べています。そこには、現代の若者へのメッセージがあります。
FACULTY教員紹介
柳川 真由美 教授
日本文化史
私の主な研究テーマは江戸時代の庶民の文化活動とそれに関係するネットワークです。「古文書」読み解き、人々の暮らしや交流などの活動について研究しています。絵画の注文や制作を中心に研究してきましたが、最近は書籍の購入や貸借などにも興味を持っています。
また、福山に関係するテーマとして、神辺本陣資料の調査・研究も行っています。建物の普請に関する調査からスタートしましたが、本陣と参勤交代の大名家の関係といった広がりも見えてきました。歴史というと暗記をイメージする人も多いかも知れませんが、大学では史資料を読み解き、自らの問に答えていくことになります。歴史の多様な面に興味を持ち、研究の面白さを共有できることを願っています。