実業界で活躍できるビジネスパーソンへ

経済
学部
税務会計学科 Department of Tax accounting

“経営”“会計”
中心に学ぶ
税務会計学科。

実例を交えながら理論を解説し、
理論と実践を広く理解する
ビジネスパーソンを育成します。
企業や産業を分析する能力を身につけて、
金融機関、経理、営業、企画部門で
活躍したい人を歓迎します。

COURSE
自分の進路、興味にあわせて
選べる2つのコース

税務会計学科では、学生自身が興味のある分野を
学べるように、
2年次から「ビジネス・マネジメントコース」と「備後経済コース」の2つのコースを
設けています。

ビジネス・
マネジメントコース

経済社会を左右する「経営学」と「会計学」について深く学ぶ!

経営学と会計学について、勉強できます。就職先やアルバイト先の選択、効率的に働く方法、ベースアップ(賃上げ)交渉、資産運用など、実は皆さんが直面するであろうこのような場面のいずれも経営学と会計学の研究対象です。経営と会計の知識は経済社会を左右する重要な学問であると同時に、我々の日々の生活にも密接に関係し、影響を及ぼす最も実用的な学問でもあるのです。

備後経済コース

日本を代表する備後地域の企業経営について実践的に学ぶ!

地域経済における企業経営が勉強できます。我々が生活する備後地域は、日本でも有数の産業集積を持つ地域であり、地域に立脚しながら世界展開するオンリーワン、あるいはナンバーワンと呼ばれる優良企業が数多く存在します。日本を代表する備後地域の企業経営を知ることは、日本の経営を理解することでもあり、地域に貢献できるだけでなく、世界に通用する人材にもなれるのです。

税務会計学科の特徴

Features01
実業界で活躍できる分析・解決力を養う!地域とも連携したアクティブラーニング

経済学、経営学、会計学の知識をバランス良く学べるカリキュラム。地元企業や地元国税局とも連携した様々な実習授業を通して、企業経営についての分析力を身につけます。地域企業の経営の現状や課題を把握し、学んだ知識を地域企業に適用することにより、金融機関や地元企業で活躍できるビジネスパーソンを育成します。

地元地域との連携授業一例
備後経済論

備後地域の企業経営者を講師として招聘するオムニバス形式の授業。備後地域で活躍する企業について学び、講義後には講師である経営者から直接話を聞くことも可能です。
福山大学経済学部の学生は、卒業後、多くが備後地域の企業に就職します。備後地域の企業についてよく知り、自分たちが暮らし働く場所に貢献することのできる人材となるために、重要な役割を果たすのがこの授業です。

これまでの授業の様子はこちら
地域調査

備後地域において、地域に立脚しながら企業経営を図っている企業を訪問し、社長さんや担当者の話を聞きながら、新しい商品の企画案などを作成する実践的かつ魅力的な授業です。
受講者は小さなグループになり、互いのアイデアを出しながら企画や課題解決に関するディスカッションを行います。

これまでの授業の様子はこちら
税法概論

平成30年11月26日(火)13時より、税法概論Ⅱの講義の中で国税局の方をお招きし、講義をしていただきました。
広島国税局課税第二部次長・勇宏一郎氏により、「税の役割と国税局・税務署の仕事」と題し税の役割や税制の現状などについて約45名の学生を前に講義していただき、学生にとって税について考える有益な機会となりました。

Features02
「簿記検定試験」対策講座をはじめ、資格取得のためのサポート、対策も充実!

金融機関への就職希望者が多い経済学部では、就職前に必須とされる日商簿記検定試験合格を支援し、さらなる上位資格の取得を促すため、対策講座を開講しています。日商簿記検定試験合格に的を絞った反復演習、また、対策講座終了後も、教員の質問サポートにより理解の浸透を図り、日商簿記検定合格をバックアップします。

資格合格者インタビュー
1年生で日商簿記検定2級合格!
中村 虎太郎さん( 税務会計学科 2年 )

高校生の頃からチャレンジを続け、1年生の6月に日商簿記2級に合格しました。得点源としてまず工業簿記から仕上げ、その後、商業簿記の仕訳等を完璧に仕上げたうえで、苦手部分でも部分点が取れるよう、過去問などに取り組みました。簿記検定は、取り組んだ問題数が物を言うので、ひたすら問題に向き合い、合格することができました。

今後は他の資格取得にも挑戦していきたい
藤井 菜摘 さん( 税務会計学科 2年 )

高校3年生の6月に日商簿記3級に合格したあと、2級への挑戦を始めました。高校在学中は取得できず、大学1年生になって再チャレンジし、162回(2022年11月)検定で合格しました。自宅ではテレビを見るなど勉強に集中できなかったので、近くのファストフード店などに出かけ、店舗・他のお客さんの迷惑にならないようにしながら、勉強することにしました。簿記の勉強は、得意の商業簿記を伸ばす方向で勉強しました。空き時間はTAC問題集に付属するアプリで仕訳を解くなど、多くの問題に取り組むことに専念しました。簿記はとれたので、今度は別の資格も取ってみたいと思います。

転学科をきっかけに簿記検定にチャレンジ!
森川 朝陽 さん( 税務会計学科 4年 )

税務会計学科に転学科をしたことを期に、せっかくだから簿記を頑張ってみようと志しました。3年生の11月に日商簿記3級を、同じ年度の2月に2級に合格しました。原価計算論Ⅰ・Ⅱを履修していたため、まず工業簿記から仕上げました。商業簿記は覚えることが多くて大変でしたが、簿記講座で提供された予想問題をひたすら解き続けて合格することができました。

PICK UP授業紹介

財務会計

会計は社会人として必須の知識です。組織の一つに企業があり、企業を対象とする会計を企業会計と呼びます。企業会計に分類される財務会計は、企業の状況について外部の利害関係者に伝えることを目的とします。企業会計を学ぶことで、日商簿記検定試験等の背後にある理論の修得をめざします。

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中小企業論

日本には、優良な中小企業が多くあります。本授業では、備後地域にある中小企業事例等を紹介しながら、地域経済や地域社会の活性化の観点を踏まえ、中小企業の意義と役割について、理解を深めることをねらいとしています。経営戦略やマーケティング、組織マネジメントなどの観点から、中小企業の持続的経営のための課題や解決方法について学んでいきます。

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経営組織論

授業では、企業がどのように形作られ機能しているのかを学びます。企業とは一体何か、企業と外部環境はどのように関わっているか、企業とそこで働く個人はどのように関わっているかなどについて、企業事例を通じた具体的理解を図ります。

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FIND WORK

就職・キャリア支援

就職率

100%

※2023年度実績

390

目指す進路

<士業及び企業の企画・販売・財務部門などのスペシャリストを目指す>

税理士、会計事務所、国税専門官、企業の財務部門、銀行・信用金庫 、JA・漁協職員、教員、会計大学院

<飛び級制度>

税理士を目指す皆さんのために、「3年間で卒業に必要な単位取得」「税理士試験科目1科目合格」「成績優秀」の3つの条件をすべて満たした場合、3年次修了後に本学の大学院の経済学研究科に飛び級で進学することができます。

主な就職・進学実績

㈱広島銀行、野村證券㈱、しまなみ信用金庫、備後信用組合、新宮信用金庫、尾道商工会議所、税理士法人松田経理事務所、JA福山市、JA三原市、JA岡山西、サントリービバレッジサービス㈱、西日本旅客鉄道㈱、福山通運㈱、青山商事㈱、イワタニ山陽㈱、㈱エブリイ(ホーミイグループ)、リンクス㈱、オー・エイチ・ティー㈱、㈱ドンキホーテ

<進学実績>

福山大学、京都大学、一橋大学、神戸大学、大阪市立大学

GRADUATES卒業生の声

野村證券株式会社福山支店

藤井 理沙 さん

税務会計学科 2015年卒 /
岡山県立笠岡商業高等学校 出身

”資金の循環をサポートし、日本経済や社会の発展を促す”證券会社の方から授業で教わった言葉です。これがきっかけで、野村證券に入社しました。お客様の大切な財産を運用する仕事ですが、信頼されるに足る知識の習得に日々励んでいます。

池永経営会計税理士法人
税務会計部

麦田 匡孝 さん

税務会計学科 2022年卒 /
銀河学院高等学校 出身

斬新な知識とノウハウを提供することにより、「人生と経営に真摯に取り組む方々の、安心と成功を支援する。」我が社のミッションです。 これを実現するために私は、大学での税法・会計の知識を活用しています。さらに、先輩・上司・お客様に学ばせて頂きながら、「お客様の安心と成功を支援する」という“目的”を忘れず、月ごとの会計伝票の入力、財務資料作成等の業務に誠心誠意臨み、スキルアップすべく日々自己研鑽に励んでいます。

取得できる資格・免許

日商簿記検定
金融機関への就職希望者が多い経済学部では、就職前に必須とされる日商簿記検定合格 を支援し、さらなる上位資格の取得を促すため、対策講座を開講しています。

税理士
税理士を目指す学生のために、税務会計学科では「3年間で卒業に必要な単位取得」「税理士試験科目1科目合格」「成績優秀」の3つの条件をすべて満たした場合、3年次修了後に本学の大学院の経済学研究科に飛び級で進学することができます。

RESEARCH

研究

備後経済研究張 楓研究室

「ものづくりの玉手箱」とも称賛されている備後地域(福山市・府中市・尾道市・三原市)の産業集積地としての産業発展過程・メカニズム及び問題点、今後の可能性について大都市圏域や代表的な地方工業地域(長岡、諏訪、浜松、広島など)との比較を視野に探ることを目的とします。具体的には繊維産業や木工産業など伝統産業から、造船業や産業機械産業、工作機械産業、さらに半導体搬送装置(ロボット)産業など近代産業を取り上げ、地元のオンリーワン・ナンバーワン企業の事業展開を交えながら、詳細に考察していきます。

税法研究白木 康晴研究室

滞納となった租税の徴収に関する研究について、今回、その一端を紹介したいと思います。事業を行っている者にとって、敷金を差し入れて建物を賃借することは普通のことですが、事情により国税を滞納したら、敷金返還請求権も差押えの対象となる財産に含まれます。ここで、建物の所有者が代わり賃貸人に変更が生じた場合や賃借人自体も賃借権を譲渡して賃借人に変更が生じた場合、敷金返還請求権はどうなり、また、差押えの効力はどうなるのかといった問題が発生します。現実の世界においてこのような事態が発生するのは珍しくありません。これらの問題について、主に判例を参考にしながら一定の方向性が出るように研究を行っています。

FACULTY教員紹介

許 霽(きょ さい) 教授

財務会計 国際会計

簿記・会計の知識は国民経済や企業経営にとって必要であることはもちろん、社会人に必要不可欠な素養の一つにもなっています。とくに国際会計基準(IFRS)の出現による会計基準の世界共通化が急激に進む中、ますますその重要性が増しているといえるでしょう。まずは簿記の勉強からはじめ、のちには経理などの事務職をもとより、税理士や公認会計士などの職業会計人も目指してみませんか。

堀田 彩 助教

組織行動論 人的資源管理論

経営には、会社の経営者や管理職だけではなく、会社で働く誰もが携わることになります。「経営組織論」や「人的資源管理」は、皆さんが職場で直面するさまざまな問題に対し、分析視点と解決のヒントを提案してくれます。まず重要なのは、マネジメントの視点を持つことです。これは、問題の所在を「誰か」のせいにするだけではなく、「組織にある」と捉えることです。そして、経営学の諸理論を踏まえ、組織の運営がうまくいく方法を試していくのです。経営学は、将来、皆さんが会社で活躍するのに役に立つでしょう。