【大学教育センター】2022年度インターンシップ合同成果報告会を開催!
インターンシップを通じた学びを締め括る最後のイベント「BINGO OPEN インターンシップ 2022 合同成果報告会」が、12月3日(土)に未来創造館で開催されました。その様子について、学長室ブログメンバーの前田が紹介します。
2022年度の BINGO OPEN インターンシップに関して、これまでに実施された関連活動のブログは以下でご覧いただけます。
2022.09.26【大学教育センター】実習を振り返る!インターンシップ事後研修を実施!
2022.09.01【大学教育センター】インターンシップ事前研修、3年ぶりの対面開催!
2022.06.06【大学教育センター】2022年度インターンシップ合同企業説明会を開催!
今回の「BINGO OPEN インターンシップ 2022 合同成果報告会」は、広島県東部にある4大学(福山大学、福山平成大学、福山市立大学、尾道市立大学)の学生が一堂に会し、今年の夏季休業期間に参加したインターンシップでの経験や学びについて発表を行う催しです。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、2020年度、2021年度の2年間は4大学全ての学生が揃っての発表は叶いませんでしたが、今年は3年振りに4大学全ての学生が揃った成果報告会となりました。BINGO OPEN インターンシップの参加学生数・受入企業数も、この2年間でコロナ禍以前の状態にまで戻るほど少しずつ増えてきており、インターンシップに対する期待が再び大きく高まってきているのを感じます。
開会式では、福山大学の伊丹利明副学長が主催者を代表して、また、福山市経済環境局経済部長の花村祥之様が後援組織を代表して、そして福山大学キャリア形成支援委員会委員長の香川直己教授が運営責任者として、それぞれ挨拶がありました。三者三様ながら、いずれも、インターンシップの教育的・社会的な意義と、今後も引き続きこの事業を継続していくことに対する期待について述べられました。
続いて、今年度のBINGO OPEN インターンシップに関する実施報告を、キャリア形成支援委員の向井特命講師と前田(キャリア形成支援委員会副委員長)が行いました。社会人基礎力を指標に用いて、学生の振り返りを促すワークシート「目標達成度チェックシート」に依拠した成長評価の取り組みと、本学内の有資格者による実習後の「キャリア・カウンセリング」の有効性についての検証結果を発表し、備後地域を中心とする産官学の協働でインターンシップの改善・充実につなげていくための基盤となる実践研究の結果と考察について共有しました。
今年度の学生発表は、福山大学から4名、福山平成大学、福山市立大学、尾道市立大学の3大学から各1名の計7名が、それぞれ参加したインターンシップでの経験や学んだことについて発表しました。とても興味深い発表ばかりだったこともあり、質疑応答の時間には、会場だけでなくZoomで視聴されている方々からも数多くの質問が出されましたが、発表した学生たちはいずれの質問にも落ち着いて堂々と回答し、インターンシップを通じた成長を感じることができました。
学生たちの発表後は「これからインターンシップ」と題して、インターンシップに関する三省(文部科学、厚生労働、経済産業)合意の改正に基づき、今後のBINGO OPEN インターンシップをどのように充実・発展させていくべきかについて香川キャリア形成支援委員会委員長より説明がありました。また、今後のインターンシップを考える上で欠かせないオンライン活用の可能性について、福山市主催の「オンラインインターン入門ワークショップ」への参加をきっかけに、学生の受け入れを今年初めて行った株式会社昭和工業所の葛間代表取締役からプログラム作成にあたっての工夫などに関するお話をいただきました。
話題提供に対する質疑応答の後、合同成果報告会を締め括る全体の総評を広島県雇用労働政策課長の長谷川達也様よりいただきました。幅広い業界・業種の企業が連なる広島県だからこそ可能な、多種多様なインターンシップに参加できる貴重な経験を、是非今後の就職活動や進路決定に活かして欲しいと、7名の発表学生にメッセージが送られました。
閉会の挨拶では、満谷教務委員長より学生たちの発表に対する労いの言葉と共に、福山大学のキャリア教育・就職支援により一層力を入れて、学生の成長と就職支援を行っていく決意と、地域の産業界、行政機関、大学間での更なる連携の必要性が語られました。
今年度の合同成果報告会は、新型コロナウイルス感染症防止対策のため、発表学生と講評者、行政機関等の関係者のみが会場に集い、会場の様子をZoomとYoutubeライブでオンライン配信する「ハイブリッド型」での開催となりました。参加者数は、未来創造館の会場とZoom視聴を合わせて95名でした。さらに、Youtubeライブ及びオンデマンド視聴数が、合わせて214回(12月6日17:00時点)に上りました。
2022年も残すところあと約2週間。合同成果報告会では、時間の関係もあって各大学からの代表者7名の発表しか聞くことが叶いませんでしたが、今年度のBINGO OPEN インターンシップに参加した4大学合計167名の学生全員は、この夏に大きな成長を遂げてくれました。来る2023年が、インターンシップに参加した学生たちにとって、成長した力を存分に発揮できる飛躍の一年になることを自分未来創造室のスタッフ一同、願っています。
学長から一言:2022年度のBINGO OPEN インターンシップを締めくくる報告会が対面とオンラインの組み合わせにより賑々しく実施されたのは喜ばしいことです。事前の準備から当日の運営まで、自分未来創造室の皆さんの献身的でエネルギッシュな働きが光ったことでしょう。コロナ禍の中でもインターンシップに対する関心は高まる一方のようです。今年度の総括が来年度にどう活かされるか、大いに楽しみです。