【社会連携センター】じばさんセンター「ものづくり実演・体験フェア」に出展!
本学関係者が「ものづくり実演・体験フェア」(一般財団法人備後地域地場産業振興センターと福山市の主催)に出展し、地域連携活動を行った様子について、スマートシステム学科の香川直己教授からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの中村)。
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スマートシステム学科長の香川です。
さる10月16日(日)に備後地域地場産業振興センター(略称は「じばさんセンター」)で開催された「ものづくり実演・体験フェア」に、『センサロボットをプログラムして動かしてみよう』のテーマで出展してきましたので、その様子をレポートしたいと思います。
このイベントは、一般財団法人備後地域地場産業振興センターと福山市の主催で「地域企業のものづくり、デジタル技術の実演・体験を通じて地域産業と地元企業への理解を深めよう!」のキャッチコピーのもとで、対面で開催されました。ただし、まだまだ油断はできませんので完全事前予約制で開催されました(私たち出展者は当日朝に抗原検査での陰性であることを確認して臨みました)。
これまでもスマートシステム学科は「じばさんフェア」や「夏休みものづくりフェスタ」などのイベントに毎年出展し、地域の方との交流を図っていましたが、コロナ禍の影響を受け中断となっていましたので、ひさしぶりの対面での地域イベントへの出展となりました。
この度のフェアには市内の企業や団体から14ブースの出展があり、教育機関からは私たちと福山平成大学経営学部経営学科の出展がありました。申込みは、10月12日(水)の時点で10時~12時、13時~15時、15時~17時の2時間毎の3クールで親子50組ずつ、計150組限定で受付のところ満員となったそうです。おそらく、多くの方がこのようなイベントが再開されるのを待ち望んでいらっしゃったのだと思います。
(ものづくり実演・体験フェアのチラシです。14団体が出展しました。)
さて、私たちの出展内容としては、これまで様々なイベントで実施し盤石の人気を誇ってきた「センサロボットをプログラムして動かしてみよう!―おうちの方もご一緒に-」をセレクトしました。
このコンテンツは、小型コンピュータを搭載したロボットカーに対して、解説を交えながら少しずつプログラムで機能を加えていき、最初は電源を入れても何もできなかったロボットカーを30分間以内に「タッチセンサー(押しボタン)でスタートして、障害物があると停止する」ことができるロボットカーに進化させるというものです。
(準備完了。開会45分前、大学生と大学院生のスタッフが作業確認中です。)
当日は、未就学児童から中学生まで幅広い世代の方が参加してくださいました。キャッチコピーでも「おうちの方もご一緒に」とあるように、お子様やお孫さんと来られたお父さん、お母さん、そしておじいさんも一緒に自律ロボットの構造とプログラミングの基礎を楽しんでくださいました。大学生や大学院生の手ほどきを受けながら少しずつプログラムで機能を増やしていくと、ロボットが少しずつ賢くなっていきます。ロボットのできることが増えるたびに子供たちの顔は花が咲いたようにパッと輝きます。それを見ていたお父さんとお母さんも嬉しそうです。そして、最後のミッションが完了すると、会場は「スゴイ!スゴイ!」「かわいい!ペットみたい!」などの歓声に包まれました。
(ロボットの仕組みの説明を受けてから、いよいよプログラミング開始です。)
備後地域地場産業振興センター職員の方のお話では、私たちのセンサロボットは人気のコーナーだったそうです。午前10時から1時間の昼休憩を挟んで17時までの6時間で50組、100名以上の参加があったと思われます。私も学生スタッフもフル回転で息つく間もなかったのですが、子供たちも、お母さんお父さんもニコニコと優しく暖かな雰囲気に包まれて会場を後にされたので、各回が終わるごとに癒されました。制作結果であるモノを持ち帰ることはできませんでしたが、何か心地よい思い出を持って帰ってくださっていたようで、とても嬉しい気持ちになりました。
(学生がプログラミングしたジェスチャーコントロールのドローンの操縦体験も行いました。)
参加してくださった全ての方にとって、この30分間の体験が良い思い出になり、未来を照らす光明になることを願います。
学長から一言:備後地域地場産業振興センターで開催された「ものづくり実演・体験フェア」に協力し出展したスマートシステム学科の教員・学生の皆さん、お疲れ様! センサロボットの動きを自分の手でプログラミングして思い通りに動いた時には、子ども達はもちろん親御さん達も大喜びだったことでしょう。地域の皆さんとの結びつきをこれからもずっと大事にして行きたいですね。