【海洋生物科学科】学生実験ではこんなこともやっています
海洋生物科学科のフィールド生態環境コースでは、学生実験において生活環境の保全に関する環境基準の測定法を習得する実習を行っています。そして、そこで得られた測定データをまとめ、水質の改善策について考察して発表するプレゼンテーションを昨年度から実習に組み込んでいます。その際のプレゼンテーション資料の作成に、学内に整備されている施設や学習支援システムを活用しています。それらの一端を実習担当の北口が紹介します。(投稿は山岸)
まずは、プレゼンテーション資料作成のためのミーティングを「未来創造館」に整備された「インフォダイナー」で行いました。このコーナーは、各テーブルにディスプレイが設置されていて、グループのメンバー全員が同じ画面を見ながら資料の確認やディスカッションが行えます。
昨年整備された新しいスペースで、初めて使う学生がほとんどでしたが、すぐに使い方にも慣れて各テーブルで活発なディスカッションが行われました。メンバーそれぞれが調べてきた資料をパソコンで確認しながらその内容をすぐにプレゼンテーション資料に反映させるなど、作業が効率的に進んでいました。
そして、資料の共有や実習時間外のコミュニケーション、課題の提出には学習支援システムCerezoを活用しています。このシステムには、講義のコース内に受講者を小グループに分けてグループ内でファイルのやり取りやディスカッションを行える「プロジェクト」という機能があります。この機能を活用して随時学生間で資料の共有や作業の進捗状況の確認ができるため、ミーティングの準備が効率よく行えます。そして各グループのプレゼンテーション資料の提出もオンラインで可能です。
コロナ禍で対面でのコミュニケーションが制限されたことで実習の実施には苦労した面もありますが、これを機に導入した新たな取り組みを通じて、学生たちはデジタル社会に適応する力を身に付けてくれています。