【大学教育センター】実習を振り返る！インターンシップ事後研修を実施！

「インターンシップに参加して、とても良い経験になりました！」

実習を終えて、事後研修に集った学生たちから、今年も多くの嬉しい声を聞くことができました。また、新型コロナウイルス感染症への対策から始まったオンラインインターンシップも、その特徴を活かした実習プログラムへと少しずつ進化している様子も窺い知ることができました。3年ぶりに対面型での研修となった「事後研修」の様子について、学長室ブログメンバーの前田が報告します。

【事後研修の概要】

日時：9月17日（土）9:20〜12:10
場所：福山大学 20号館

【過去の記事　BINGO OPEN インターンシップ 2022】

2022.6.6 【大学教育センター】2022年度インターンシップ合同企業説明会を開催！ 
2022.9.1 【大学教育センター】インターンシップ事前研修、3年ぶりの対面開催！　

今年度のインターンシップは、8月下旬から9月中旬の3週間にわたって行われました。7月以降、新型コロナウイルスの感染者が全国的に急増したこともあり、実習スケジュールが一部変更になったケースもありましたが、概ね予定された実習期間で実施することができました。

9月17日（土）に行われた事後研修は、事前研修と同様、福山大学の20号館で開催されました。感染対策のため、着席場所は一定の間隔を空けた指定席になっています。

開会挨拶：香川キャリア形成支援委員長

司会進行・連絡：向井特命講師

事後研修の主な目的は「インターンシップでの体験を様々な視点から振り返り、実習中に気づけなかった学びや成長のヒントを得ること」です。事前研修で定めた目標の達成度や、実習期間中のモチベーションの変化における共通点など、客観的に実習体験を振り返ることで得られる新たな気づきによって学びを深めていきます。

インターンシップの振り返りの様子

個人での振り返りを行った後は、他者のインターンシップ経験から新たな視点や学びを得るためのグループワークを実施しました。6名程度のグループに分かれて、インターンシップを通じて学んだことや成長したことを一人ずつ発表していきます。研修前半での振り返りによって得られた新たな気づきを言葉にして他者に伝えることで、深い学びへとつなげることを試みました。

グループワーク及び全体共有の様子

事後研修後に行ったアンケートでは、

「実習後に提出した体験報告書で考えをまとめていたので、事後研修での発表は簡単にできると思っていたが、実際に発表してみるととても難しかった。体験報告書を記入してから数日しか経っていないが、振り返らなければ忘れるということを体感した。」

「グループのメンバーによるインターンシップ体験発表を、ポジティブな視点、ネガティブな視点、自身の経験との比較といった多面的な視点から考察を行うことで、新しい考え方を数多く学ぶことができました。」

「自分がどのような点で成長したのか、新たな視点を提示してくれたおかげで、より理解を深めることが出来た。また、発表の機会を通じてそれらを言語化することで、自分の中に落とし込むことが出来た。」

といった、学びの深化につながるコメントを数多く見つけることができました。

夏季休暇の終盤の土曜日の朝からの対面での研修とあって、出席に億劫さを感じた人もいたかもしれません。どれくらいの人が事後研修に集まっているのかと訝しがりながら、会場に足を運んだ人もいたことでしょう。でも、同じようにインターンシップを体験した多くの学友が会場に集うのを目にし、そして、学部・学科の垣根を越えて直に言葉を交わすことで、オンラインでは感じられない共感と、勇気を得たのではないでしょうか。

インターンシップの仕上げはまだ続きます。事後研修はマイルストーンです。この後、事後診断やキャリアカウンセリング、体験レポートを提出し終えた後に開催を予定している備後地域4大学での合同成果報告会が続きます。独りぼっちの作業だと思うとインターンシップの実習以上に大変かもしれません。でも、一人ではありません。多くの学友と共に目標に向かって歩んでいることを信じて、引き続き一緒に成長していきましょう！

学長から一言：本学が誇るBINGO Open インターンシップは、事前研修および事後研修をしっかり行うことで、インターンシップの成果が倍加すると理解しています。今回はコロナ禍を乗り越えて久し振りに対面で実施できた事後研修。参加した皆さんは自他の体験を比べ合うことで、大いに視野が拡がったことでしょう。仕上げとなる備後地域4大学の合同成果報告会に向けて、もうひと頑張りに期待します。