【海洋生物科学科】瀬戸内海で鯨類調査
海洋生物科学科 山本知里講師の担当する海洋哺乳類研究室では、瀬戸内海に生息するスナメリの調査を行っています。タイトルの「瀬戸内海で鯨類調査」をみて、スナメリがクジラ?と不思議に思った人もいるかもしれません。スナメリは鯨偶蹄目というグループに属する、鯨の仲間です(ちなみにハンドウイルカなどイルカも鯨の仲間です)。今回は学生と行っている船舶を使ったスナメリ調査について紹介します。調査中の写真は学生が撮影したものです!
福山大学は調査船として「爽風丸」と「第二爽風丸」を所有しています。鯨類調査では、最大で23名ものることができる第二爽風丸を用います。
調査は朝から始まります。天気が良く波も穏やかな瀬戸内海は格別です。しまなみの島々にかかった橋の下を通りながら、スナメリを探します。
双眼鏡やGPSなど調査道具を持って船に乗り込みます。調査中は双眼鏡でスナメリを探しつつ、位置や天候、水温などを記録します。
鯨類調査では福山・尾道周辺や、時には愛媛県の方までスナメリを探しに行きます。そして場所によってはスナメリを発見しています!発見場所はまだ限られていますが今後も調査を続け、瀬戸内海にくらすスナメリについて明らかにしていきます。