生命工学部

Faculty of Life Science and Biotechnology

【生物工学科】秦野教授のラオス通信#3

【生物工学科】秦野教授のラオス通信#3

秦野教授のラオス通信#3です。 今回は、LAODIの近くの環境からラム酒つくりに使用する酵母を採取するという実験について紹介します。 LAODIのラム酒は自社農場で栽培したサトウキビを原料にしていますが、酵母だけは外国産のものを使用しています。 もしうまくラオス産の良い酵母が見つかったら、純ラオス産のラム酒が出来上がります。 とはいえ、醸造に適した優良酵母を自然界から単離するのは簡単ではありません。 少なくとも数日の実験ではとても得られるものではありません。 地道な研究が必要になります。 では、秦野教授どうぞ。

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ラオス滞在中の秦野です。 今日はWi-Fiの環境が非常に悪いです。 つなぐだけで2分くらい待たされます。

第4日目の報告です。

朝、Laodiにやってきました。 入口にかかっている彫り物でヤモリが休憩していました。 これがまたきっちり同化して、見ていても何ら違和感がありませんでした。

一昨日、井上氏が綿棒で微生物を採取する練習をしました。 それを一晩放置していたら(こちらの気温ですので、放置イコールインキュベーションです)、3本が結構濁りました。 これをシャーレの培地に塗布して、分離培養の開始です。(滅菌した綿棒を使っているんですね)

酵母の採取

午後には、Laodi敷地内のいろいろな花や、従業員のドクマイさんの家の近くのバナナの花などから、微生物を採取するために、綿棒でサンプリングしました。 それらを液体培地に入れて培養を開始しました。 以下は、酵母の採取を試みた花やバナナです。

敷地の中には、飛べない鳥が歩いていました。

表彰状

ついでに、井上氏がラオス商務大臣から受けた表彰状と、Laodiのラベルのもとになったテングアゲハの写真を載せておきます。

最後は、The International Wine and Spirits Competitionからいただいた金メダルの賞状です。 点数は95点。

今日は5日目、実験を続けます。

 

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