【機械システム工学科】高大連携公開講座を実施!
機械システム工学科では、8月2日(火)に高大連携公開講座を実施しました。この公開講座の様子について、学長室ブログメンバーの小林が紹介します。
機械システム工学は、日常生活や産業現場で活躍するいろいろな新しい機械を創ること、技術を生み出すことを目標とする知識・技術から成り立っており、「モノづくり」のための基盤となる分野です。
今回の機械システム工学科主催の高大連携公開講座では、機械システム工学の基礎的で重要な知識や技術に関わる講義・実験・実習を次のような内容で実施しました。
【1時間目】機械システム工学入門
【2時間目】模擬講義
【3時間目】モノづくり技術入門
【4~6時間目】機械システム工学実験・実習
まず、機械システム工学入門では、「光速光造形機」を見学しました。光速光造形機は高精度な3次元プリンタです。坂口教授より造形の仕組みについての説明がありました。また、造形サンプルもあり、参加者は興味津々で見ていました。
モノづくり技術入門では、関根准教授により「コンピュータ機械設計3次元CAD・CAE演習」を実施しました。この演習では、実際に3次元CADを使用して3次元の物体を作図します。短い時間での演習のため簡単な図形でしたが、参加者は3次元CADを使用して上手く作図することができていました。
「金属材料試験」では、中東准教授の指導で、実際に金属が壊れるまで引っ張って強さを調べました。金属は硬いものであり、引っ張って壊すのを見る機会は、あまりないかもしれません。金属がちぎれるときに大きな音がします。
この他にも「マシニングセンタによる加工実習」「自動車走行性能試験」など、いろいろなテーマの実習や演習を行いました。どれも実際に大学の実験や演習で実施しているテーマを実際に担当している教員が、高大連携公開講座用にプログラムしたものです。高校生の皆さんには、大学での授業(実験や演習)の一端が分かっていただけたと思います。
高大連携公開講座は、9時から15時30分までの6時間30分と相当に長いプログラムでしたが、参加した高校生の皆さん及び担当した教職員にとって、共に楽しい1日となりました。
学長から一言:機械システム工学科の教員が腕によりをかけて準備した高大連携公開講座では、学科内の種々の設備を使った活動を通じて、モノづくりの醍醐味を味わうことができたでしょうか。もともとモノづくりや機械いじりが大好きな参加者の皆さんでしょうから、興味・関心がより膨らんだことを願っています。