【海洋生物科学科】実習船でイルカを探そう!
海洋生物科学科フィールド生態環境コースの3年生を対象とした、フィールド生態環境実習(1)では、磯の生物分布調査、水族館での動物行動観察など様々な実習を行っています。その一つとして、6月16日、17日に広島大学生物生産学部附属練習船「豊潮丸」に乗船しての実習が行われました。
この実習は、海洋観測によって灘と瀬戸の特徴について理解を深めることを目的にしています。透明度板・CTD・採水器・採泥器・ドレッジ・プランクトンネットなど、様々な機器を使って豊潮丸乗務員の皆様の全面的な協力のもとで実施されました。実習の主担当は海洋保全再生学研究室の教員で、水質環境調査の専門家です。
さて、話は変わりますが、みなさん「スナメリ」という小型のイルカを知っていますか?スナメリは瀬戸内海にもくらしています。私(山本講師)の研究対象はイルカで、実習船の航路は尾道から福山と、探鯨にぴったりです。採取ポイントに行く途中でイルカが見られるかもしれない!ということで、実習船に便乗し、学生と一緒にスナメリを探しました。
天気も良く風も穏やかで絶好の調査日和だったのですが、残念ながらスナメリは見つけられませんでした。しかし釣り好きの学生たちから、スナメリ発見場所の情報をたくさん教えてもらえました。その情報をもとに、次回、リベンジしたいと思います。
文章:海洋生物科学科 海洋哺乳類研究室 山本知里講師
写真:海洋生物科学科 海洋環境保全再生学研究室 北口博隆教授