【#心理学科】PACE福山支部、再始動!!
子どもが犯罪被害にあわないために、「地域安全マップ作り」の活動を行うPACE福山支部(ぺーすふくやましぶ)。実に16年の歴史を誇っていますが、実はここ数年の新型コロナ感染症の影響で活動がストップし、先代からの技術の伝承が難しい事態に直面していました。今年度、強力な助っ人を得て、PACE福山支部は再始動しています。その模様を、学長室ブログメンバーの大杉がお伝えします。
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PACE(ペース)とは、Project Attention to Children Earnest の頭文字をとった組織です。子どもの安全に注意を向ける熱心な企画・集まりとして、子どもの歩調に合わせて歩んでいこうということをコンセプトにしています。
2006年当初の発足当時は、ここ福山大学を含む広島県下6大学で構成されていたPACEでしたが、今はここ福山大学心理学科の学生で構成されるPACE福山支部のみが存続している状態です。活動目的は、主に以下の2点です。
- 子どもが犯罪被害に遭わないために、子ども自身が危険な場所を予測し、自分で回避する力を身につけることができるようにすること。
- 活動を通して、参加者の地域への愛着心の向上や児童生徒のコミュニケーション能力の向上を高めること。
今年度、PACE福山支部には、心理学科の1年生から4年生までの合計18名が参加しています。主には、犯罪心理学研究室(平伸二教授のゼミ)の学生と、捜査心理学研究室(私大杉のゼミ)の学生で構成されています。
前述の通り、先代からの技術の伝承の壁に突き当たった今年度メンバーですが、そこに救世主として現れたのは、図らずも4月に着任した濱本有希助手です(濱本助手の紹介ブログはこちら)。濱本助手は、なんと福山大学心理学科の第1期卒業生であると同時に、PACEの初代会長でもあります。歴代の指導員の中でも、群を抜いた名指導員ですから、まさに救世主。技術の伝承とよりよい活動の実施のため、メンバー皆で濱本助手の教えを乞うことにしました。
地域安全マップ作りの指導員になるには、主に小学生に対する「講義」、「フィールドワーク」、「マップ作り」、「発表会」の4つの作業のすべてをしっかりと理解し、主導できるようにならねばなりません。小学校での活動の本番を控え、4月も5月も、皆必死に習得を目指しました。
<4月28日(木)の学内セミナーの様子。必死でメモを取っています。>
<5月9日(月)のフィールドワーク事前学習の様子。手前の青い服を着ているのが濱本助手です。>
<5月19日(木)、26日(木)の講義練習の様子。どう伝えるべきか悩みつつ、楽しく練習しています。>
写真に載せていない日も、何度も集まって練習する日々。濱本助手も、私(大杉)も、まさに地域安全マップ漬けの5月を過ごしました。
迎えた5月31日(火)。PACE福山支部の新体制で初の小学校における地域安全マップ作りを実施してきました。濱本助手の指導と、メンバーの必死の練習の甲斐もあり、無事、楽しく有意義な活動ができました!その模様は、また後日、ここ学長室ブログでお知らせしたいと思います。最後に、PACE福山支部のキャラクター「ぺーちゃん」をご紹介して終わりにしたいと思います。
新しく始動したPACE福山支部。今後の活躍にぜひご期待ください!
学長から一言:大学で学んだ専門的内容を社会のために活かす活動がサービス・ラーニングであり、心理学科が積極的に展開してきているのが地域の子ども達を犯罪被害から守ろうというPACEの活動。自らの学びをいっそう深めることができると同時に他人様の役にも立つという、まさに一石二鳥。子ども達が安心して暮らしたり、遊んだりできるように、大いに頑張って下さい。応援しています!