【#心理学科】新任教職員2名の紹介です!
入学式から1か月経ち、新しく福山大学に通い出した皆さんも少しずつ生活に慣れてきたころでしょうか。本日は心理学科の新メンバーの紹介です。学長室ブログメンバーの大杉が報告させていただきます。
今年度、心理学科には、講師1名、助手1名の合計2名が新メンバーに加わりました。爽やかな写真からの紹介です。
まずは、安藤孟梓講師から紹介します。
Q:これまでの活動と専門分野について教えてください。
福山大学赴任前までは札幌の精神科単科の病院で心理士として働いていました。外来や入院病棟のカウンセリング、心理検査に加えて、うつ病等で休職している患者さんが復職後も健康に働き続けられるように、再発予防を目的としたプログラムも行っていました。
専門分野は臨床心理学になります。認知行動理論に基づいて、患者さんのメンタルヘルスやQOLの改善に関わる要因を研究してきました。特にトランスジェンダーの方が生きやすくなるためのメカニズムを検討しています。
なるほど、病院で第一線で心理士として活躍されていたのですね!メンタルヘルスは、現代人の誰もが抱える大きなテーマ。トランスジェンダーの方々をサポートする研究もとても興味深いです。
Q:意気込みとメッセージをお願いします!
大学生の皆さんは新しいことに触れる機会がたくさん増えると思います。その中で楽しかったり、苦労したり、悩んだり、色々経験すると思います。経験から人はいろいろなことを学んでいきますから、是非躊躇せずにチャレンジしていってください。皆さんの経験が卒業後にも活きるように一緒に取り組めていけたらと思います。
安藤講師は、公認心理師として実習の授業も担当します。医療分野はお任せあれ!ということで、実に頼りがいのあるメンバーです!
続いて、濱本有希助手の紹介です。
Q:これまでの活動と専門分野について教えてください。
福山大学に着任する前は、静岡県警の科学捜査研究所で10年間勤務し、主にポリグラフ検査を担当していました。実際に犯罪捜査場面でポリグラフ検査をしていると、検査を受ける人の多くは前科前歴があったり、他にも同種の犯罪を行った疑いのある累犯者であることがわかりました。複数の犯罪を行っていても、検査では1つずつ事実を明らかにしていく必要があるため、複数の事件の記憶をきちんと整理する必要がでてきます。私は、このような累犯者に対するポリグラフ検査についての研究を行っています。
濱本助手は、元科捜研の女なのです!累犯者に対するポリグラフ検査の研究も、人の記憶を探る検査としてとても重要なテーマですね。
Q:意気込みとメッセージをお願いします!
私は、福山大学心理学科の卒業生です。心理学科ではたくさんのボランティア活動が行われていますが、私は当時、すごくたくさんの活動にチャレンジしていました。地域安全マップ作製指導、薬物乱用防止指導員、少年補導協助員、青少年自立支援事業などなど、他にもたくさんの活動に参加していました。特に、地域安全マップ作製指導は、科捜研で勤務している間にも何度も参加しています。学生の頃、色んな活動に挑戦しておいて良かったなと思うことが本当にこれまでたくさんありました。母校に戻ってこられたので、学生の皆さんがいろんなことにチャレンジできるよう、そしてたくさんの経験や人脈ができるよう、そのサポートができるといいなと思っています。よろしくお願いします。
なんと、濱本助手は卒業生でもあります。当時から非常に積極的に活動していた、学生の皆さんの大先輩。先輩としても助手としても、手厚く優しいサポートを提供してくれること間違いなしです!
以上、実務経験が豊富な2名の教職員が加わって、ますますパワフルになった心理学科。これからの新たな活動に乞うご期待です!
福山大学心理学科には、臨床、教育、産業、医療、警察等における実務経験を積んだ教職員が揃っており、そのうちさらに司法・犯罪分野である科捜研出身の教職員が3名いるという、世にも珍しい大学となっております(平伸二教授、私大杉、濱本助手の3名です)。
医療分野、司法・犯罪分野に興味のある方もそうでない方も、福山大学に是非来てみませんか?
学長から一言:安藤孟梓講師と濱本有希助手、福山大学へようこそ! 「とかくこの世は住みにくい」けれど、心理学の知見を活かして悩める人に救いの手を差し伸べたり、ウソは決して見逃しませんよと犯罪捜査の一翼をになったり、実践経験がまことに豊富で頼もしい新メンバーの加入によって、心理学科はますます活気づくでしょう。若い学生諸君を心理学の魅力で夢中にさせて下さい。