人間文化学部

Faculty of Human Culture and Sciences

【#心理学科】広島県警によるボランティア委嘱式でCyPat FUが大役を務めました!

【#心理学科】広島県警によるボランティア委嘱式でCyPat FUが大役を務めました!

新学期も始まり、心理学科の各ボランティア活動団体も新体制で動き始めました!

本日は、福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU(サイパットエフユー)の新体制メンバーが参加した「サイバーセキュリティ・カレッジ in 広島」と、その後行われた委嘱式の様子を学長室ブログメンバーの大杉が報告いたします。

 

CyPat FUは、心理学科の犯罪心理学研究室(平伸二教授)と捜査心理学研究室(大杉朱美講師)の学生が中心となって構成されるサイバー防犯ボランティア団体で、特に子どもや学生がサイバー犯罪に巻き込まれることを防止するために、教育活動や広報・啓発活動をしたり、SNS上のサイバーパトロールを行ったりしています。

昨年度活動を本格化させ、毎週のサイバーパトロール小学校における防犯教室インスタグラムの投稿など、積極的に活動しています(それぞれの報告について、過去の学長室ブログへのリンクを貼っています)。

また、広島県警察のホームページでも紹介していただいています(こちらです)。

本題の「サイバーセキュリティ・カレッジ in 広島」は、正しいセキュリティ対策を学ぶ場として、広島県警察広島市広島県インターネット・セキュリティ対策推進協議会(通称:HISEC)が主催するイベントです。毎年2月に実施され、今年は2月5日(土)にオンラインで開催されました。今年で16回目を迎えるそうです。

<サイバーセキュリティ・カレッジ in 広島 のチラシ>

当日は、今年度からCyPatの代表を務める河野隼也さん(捜査心理学研究室4年生・尾道高等学校出身)と橋本龍一さん(犯罪心理学研究室4年生・山口県鴻城高等学校出身)、遠原恵さん(捜査心理学研究室3年生・広島県立安古市高等学校出身)、迫里奈さん(捜査心理学研究室3年生・広島県立上下高等学校出身)の4名が参加しました。

第1部は、サイバーセキュリティの専門家の方々による講演でした。講演会の内容はとても興味深いもので、インターネットやSNSを使用する上で、サイバー攻撃(犯罪)は見えない攻撃であること、インターネットはとても便利ではあるけれど正しく怖がる必要があること等を改めて学ぶことができました。CyPat FUで、教育活動、広報・啓発活動を行う上で、とても大切な情報ばかり!学生たちも真剣に耳を傾けました。

第2部として、令和4年度サイバー防犯ボランティア委嘱式が行われました。福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FUは、広島県内全サイバー防犯ボランティアの代表として、感謝状の授与と新年度の委嘱に対する決意表明の大役を仰せつかりました。CyPat FUは、この大役を3年連続で務めています。

最初に、2021年度のボランティア活動に対し、感謝状が贈られました。2021年度6月からほぼ毎週行ってきたサイバーパトロール活動や教育活動が評価され、感謝状と記念品が授与されました。感謝状と記念品は、代表して橋本さんが受け取りました。

<オンラインで記念品を受け取る橋本さん>

続いて、2022年度の委嘱状が交付され、河野さんが決意表明を行いました。

<オンラインで委嘱状を受け取る河野さん>

さらに、河野さんは広島県警察より委嘱される県内のサイバー防犯ボランティア179名の代表として、日々発生するサイバー犯罪被害を抑止するために、教育活動やサイバーパトロール活動などに積極的に取り組むことや安全で安心なサイバー空間の実現に寄与することを力強く宣言しました。

<オンラインで決意表明を行う河野さん>

はじめは緊張の面持ちだった2人ですが、それぞれの大役を立派に務め、晴れやか笑顔で委嘱式を終えました。

最後に、「サイバーセキュリティ・カレッジ in 広島」に参加した4人の感想を紹介します。

  • 捜査心理学研究室4年生 河野隼也さん(CyPat FU 代表)

セキュリティカレッジに参加し、ネットの危険性について再確認しました。ネット環境は誰もが気軽に使うことができる利便性があり,簡単に情報発信することができる反面、一度アップした情報は消えることがなく永続的に残ってしまいます。そのため、安易に個人情報や不適切な情報をあげないこと、SNSに情報をあげる際は、あげても大丈夫な内容かをしっかりと考えた上で発信することが大切であることを改めて感じました。講演後の決意表明では、画面越しということもあり、緊張しました。慣れない環境だったことから少々早口にはなってしまった気がしますが、無事にサイバー防犯に対する気持ちを伝えることができたと思っています。今後もCyPat FUのメンバーでと協力して、サイバー空間の安全を守るために尽力していきたいと思います。

  • 犯罪心理学研究室4年生 橋本龍一さん(CyPat FU 副代表)

初めてサイバーセキュリティー・カレッジ参加し、改めてインターネットが非常に便利であること、危険な部分があることがわかりました。講演では、インターネットに投稿した情報は、たとえ投稿を特定の人にだけ見えるようにしていても人から人へと拡散され、世界中に出回り得ること、一生残ることが説明されました。実際、このようなことをしている人が多くいるはずです。投稿する際には本当に載せてもよいのかをしっかりと確認する必要があると改めて思いました。委嘱式は緊張しましたが、これからより一層活動を頑張りたいと思いました。今年度から副代表になり、まだ先輩たちのようにできる自信はありませんが、サイバー犯罪防止の知識の普及など、ボランティアの皆と頑張っていきたいと考えています。

  • 捜査心理学研究室3年生 遠原 恵さん

中学生の時には既に、Twitterやインスタをしてる友達が多かった世代ですので、サイバーセキュリティに関してそこまで無知ではないと思っていました。しかし、講演を聞いてみて、例えば顔写真など、私自身のSNSのアカウントには載せていなくても、友だちのSNSには載っていることがあることに気付きました。そのことに対して私は今までやめてほしいとも思ったことがありませんし、わざわざ私の許可が必要だとも思ってませんでした。しかし、今回のカレッジに参加させていただいたことで、そのような意識では駄目だと考え、これからは例え友だちでも載せて大丈夫な写真かどうか慎重に考えようと思いました。インターネットは便利でとても身近にあるものですが、危なくて怖い部分もあると伝えていくことが大切だと思います。今後もサイバー犯罪を少しでも防止できるように頑張りたいです。

  • 捜査心理学研究室3年生 迫 里奈さん

私は、SNSを利用することに漠然とした恐怖感がありました。しかし、今回のサイバーセキュリティ・カレッジに参加したことでSNSに対する理解が深まったと感じます。また、今後のサイバー防犯活動においては率先して参加し、この活動を多くの人に知ってもらいたいと考えています。

 

福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FUは、今年度新たなメンバーを加え、ますますパワーアップする予定です。活動に興味の持ってくれた心理学科の新入生や2年生の皆さん、これから入学を検討してくださる高校生の皆さん、ぜひぜひ一緒に活動出来たら嬉しいです。

引き続き、地域に貢献できる活動を目指していきます。CyPat FUをよろしくお願いします!

 

 

学長から一言:サイバー犯罪防止のための活動を続けている心理学科のボランティアグループ、CyPat FUが新学期を迎えて新たな活動を開始ですね。その活動が広島県警や行政からも注目されてきたグループですが、感謝状を贈られたとのことで喜ばしい限りです。これからも新しいタイプの犯罪の防止に協力し、少しでも明るい社会になるよう頑張って下さい。

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