人間文化学部

Faculty of Human Culture and Sciences

【#心理学科】令和3年度広島県生涯学習研究実践交流会で発表!

【#心理学科】令和3年度広島県生涯学習研究実践交流会で発表!

3名の心理学科3年生が、今月開催された令和3年度広島県生涯学習研究実践交流会で発表しました。その様子について、指導教員の赤澤淳子教授からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。

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発達心理学研究室の赤澤です。

令和4年3月5日(土)に、福山大学人間文化学部心理学科の発達心理学研究室3年生の今田愛蘭さん(広島県立竹原高等学校出身)、髙谷碧さん(ノートルダム清心学園清心女子高等学校出身)、長阿彌桃子さん(呉武田学園武田高等学校出身)が、令和3年度広島県生涯学習研究実践交流会の第2分科会「家庭教育支援・地域学校協働活動」で、「子ども遊び広場」活動について事例報告しました。

<令和3年度広島県生涯学習研究実践交流会の広報チラシ>

今回、広島県生涯学習研究実践交流会で「子ども遊び広場」について発表することになったのは、昨年9月にいただいた1本の電話がきっかけでした。「広島県立生涯学習センター ぱれっとひろしま」の家庭教育担当者の武原様からのご連絡があり、昨年6月に中国新聞に掲載されたオンライン子ども遊び広場の記事を見て、わが学科の活動に関心をもってくださったとのことでした。

その後、12月18日(土)に実施された子ども遊び広場の様子を、武原様が実際に見学に来てくださいました。当日のメインの活動は、クリスマスカードの作成でした。学生たちは、事前にカードの試作品を作成し、幼児でも作成できるよう、作成方法を試行錯誤しながら考えました。そのかいあって、当日参加してくれた子どもたちは、各々素敵なクリスマスカードを作成しました。

   <2021年12月の活動で作成した手作りクリスマスカードの例>

武原様は、活動の開始から終了まで見学くださり、活動後に活動についてアドバイスやコメントとともに、労いの言葉も学生にかけてくださいました。学生たちは外部の方に活動を高く評価してもらったことを大変喜んでいました。この際、生涯学習研究実践交流会での発表のお話もいただき、学生たちはその場で参加することを決めました。 

  <広島県立生涯学習センターの武原様のお話を聞いている学生たち>

学生たちは、3月5日(土)の発表日に向けて発表資料を作成し、リハーサルにも参加するなど、入念に準備を行いました。

発表当日は、司会のコーディネーター2名、発表者5名を含む約50名が第2分科会に参加されていました。参加者名簿には広島県だけでなく、全国の教育委員会の方、公民館の方、大学の教員など生涯学習の錚々たるエキスパートが名を連ねていらっしゃるという印象でした。ちなみに、今年度、福山大学の教養講座の講師としてお迎えし、その後2021年度の「文化功労者」におなりになったお茶の水女子大学名誉教授の内田伸子先生も参加しておられ、私も思わず背筋が伸びました。

学生たちはこのような場での発表は初めてであり、発表前の緊張はピークに達していました。しかし、無事に「子育てステーション」の歴史、「子ども遊び広場」の活動目的、活動状況、成果と課題について報告することが出来ました。

  <発表スライドの一部>

多くの参加者が発表に関心をもってくださり、発表後には様々な質問をいただきました。若い世代の参加はごく限られていましたが、学生たちは四苦八苦しながらも自分の言葉で質問に答えていました。

参加者からは、

  • 「学生主体で場の運営をしているのが素晴らしい。」
  • 「オンラインに長けている学生ならではの活動であり、その他の生涯学習でも今後は学生にどんどん参加してもらいたい。」
  • 「学生達自身が楽しみながら実践しているのが何よりも良い。」

など、温かいコメントをたくさんいただきました。学生たちの顔もいつしか緊張がほぐれ、にっこり顔で発表を終えることができました。

以下に、参加した学生3名の感想をご紹介します。

  • 発達心理学研究室3年生の今田愛蘭さん

今回、広島県生涯学習研究実践交流会で子ども遊び広場の活動の発表を行い、参加者の方からご意見やご感想をいただき、とても勉強になりました。私たちと同じように子ども向けの活動で子どもたちを集めることが難しいという感想をいただきました。また、お父さんの参加を増やしたいという課題に関して、実際に小さいお子さんがいらっしゃる男性の参加者から「一緒に工作出来たら参加がしやすいかもしれない。」というアドバイスもいただき、今後の活動への新しい発見も出来ました。

 <発表している今田さん>

  • 発達心理学研究室3年生の髙谷碧さん

今回、初めて交流会に参加して、自分たちの活動を多くの方々に知っていただくことができました。お褒めの言葉もたくさん頂けて、大変自信になり、参加して良かったです。今の時期、オンラインでの活動だからこそのメリットとデメリットがあります。これからオンラインで何かを行うことも増えると思うので、メリットの部分を更に広げ、デメリットの部分を改善しながら活動していきたいです。また、広島県立大崎海星高校の皆さんの活動発表を聞いて、非常に参考になったので、自分たちの活動にも取り入れて、今後生かしていきたいです。

<発表している髙谷さん>

  • 発達心理学研究室3年生の長阿彌桃子さん

今回の交流会では普段できないような貴重な体験をさせていただき、参加できて良かったと思いました。交流会では、他県の方もたくさん参加していて、参加者の年齢の幅も広く、発表するのはとても緊張しましたが、最後までやり遂げることができました。また、発表をした後、参加していた方々からたくさん感想を言っていただけたことが、とても嬉しかったです。今回、この交流会でいただいた意見を活かして、これからの子ども遊び広場の活動をもっとより良いものにしていけたらいいなと感じました。

<発表している長阿彌さん>

今回の広島県生涯学習研究実践交流会のテーマは、「新しい時代の学びの在り方~私たちに何ができるか共に考える~」でした。交流会に参加して、オンライン活動の可能性、広報活動など多くのヒントをいただけたので、来年度からの活動に活かしていけたらと考えています。このような機会をくださった、広島県立生涯学習センター 振興課の皆様、当日の交流会の参加者の皆様に心より感謝申し上げます。

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発表を通じて、よりよい「子ども遊び広場」のための多くのヒントを得たようですね!多くの方の前で発表する経験は、今後の生活に大いに役立つものだと思います。これからの「子ども遊び広場」に、乞うご期待です!

 

 

学長から一言:日頃「子ども遊び広場」で地道な活動を続けている心理学科の学生の皆さんが、与えられた全国規模のハレの舞台で立派に役割を果たせたようですね。お疲れ様、そして良く頑張りました。たくさんの感想や今後の活動に役立つアドバイスも頂戴することができて、「一石二鳥、三鳥」の経験だったことでしょう。これからも遊び広場に集まる子どもたちと共に、皆さんも大きく成長して下さい。

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