【海洋生物科学科】さくらサイエンス~オンラインプログラムを実施!!
福山大学のキャンパスにも、新たな季節がやって来ました。桜の花が太陽の光を浴びて、淡くそしてやわらかに輝いています。キャンパスも、新入生を迎える準備が整いました。“素敵な息吹”の春です♬ 新型コロナウイルスの感染拡大で、海外との往来が難しくなっている昨今、国立研究開発法人科学技術振興機構が主催する「さくらサイエンスプログラム(SSP)」をオンラインで実施しました。担当の海洋生物科学科の伊丹教授からレポートが届きましたので、学長室ブログメンバーの阪本がお知らせします。
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さくらサイエンスプログラム~オンライン開催
本来は、海外の学生や研究者を本学へ招へいするプログラムですが、今回はオンライン開催となりました。参加大学は、タイ王国のプリンスオブソンクラ大学(PSU)とラジャモンコン大学スリビジャヤ校(RMUTT)、インド共和国からはVellore Institute of Technology(VIT)、日本からは宮崎大学工学部と本学海洋生物科学科が参加しました。実施日程は1月24日(月)、2月16日(水)、3月3日(木)、8日(火)及び9日(水)の合計5回で、各回ともに1.5時間程度のプログラムでした。また、参加人員は1回あたり40~60名でした。
学術交流会
なかでも、2月16日(水)開催の学生による学術交流会では、議論が白熱してその日では収まり切れずに、当初予定になかった3月3日(木)にも拡大して交流しました。本学からは、吉原誠人君(4年生)が卒業論文の取りまとめや就職準備の忙しい中、英語の発表に挑戦して見事にやり遂げてくれました。また、海外の大学からも彼の研究内容や発表が高く評価されました。学術交流の概要は、次のとおりです。
本学からは、海洋生物科学科の水上講師(アクアリウム科学研究室・附属マリンバイオセンター水族館)と4年生8名、2年生5名が参加しました。学生たちは、慣れないマイク越しで、アジアなまりの英語に戸惑いながらも交流を楽しんでいるようでした。以下は、吉原君の発表の一部です↓
3月8日(火)には、伊丹教授による「日本における魚介類の疾病」を講義するとともに、福山大学の概要と因島キャンパス(内海生物資源研究所)についてビデオを用いて説明しました。タイやインドの学生や教員からは、「福山大学と因島キャンパスを是非訪問したい」との熱い想いが述べられました。
今後もこのような学術交流を通じて、海外との学生交流や研究交流のさらなる活性化を推進したいと考えています。
学長から一言:オンラインで「さくらサイエンスプログラム」の活動が行われ、本学からは伊丹教授による事前の周到な準備の甲斐あって、伊丹教授はもちろんのこと、水上講師、それに海洋生物科学科の吉原君や何名もの学生諸君が積極的に発表したり参加したりしたと知り、本当に嬉しいです。厄介者のコロナ禍がもたらした国境を気にしなくてもよい世界、素晴らしいと思います。できるところから少しずつ「日本に福山大学あり」と世界に知らしめ、活動の輪を大いに拡げましょう。