【大学教育センター】自主ゼミF4「子どもたちの夢から学んだこと」

【大学教育センター】自主ゼミF4「子どもたちの夢から学んだこと」

『あなたにとって『夢』ってなんですか?』 夢を可視化する「ドリームマップ」制作を通じて、未来に対して主体的に行動する子どもたちを育てようと活動しているひろしまドリームマップ協会の「小学生向けワークショップ」に、自主ゼミF4から7名の学生がサポートスタッフとして参加してきました!

子どもたちがイキイキと描く「将来の夢」を目の前に、まさに大学生活を通じて「夢を現実にする力(社会人基礎力)」を養っている自主ゼミF4のメンバーが、何を感じ、何を学んだのか。今回は、大学に入学して既に半年が過ぎた1年生メンバーの2人にレポートしてもらいたいと思います。(投稿者:大学教育センター 前田)

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皆さん、こんにちは!人間文化学部人間文化学科1年生の目黒海結と中山舞香です。今回、2回目の学長室ブログを書かせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、私たちF4の7名は、8月18日(土)に福山大学の7号館にて行われた「夢をかなえるドリームマップ」というワークショップに学生サポーターとして参加しました。「ドリームマップ」というワークショップは、一般社団法人ドリームマップ普及協会ドリームマップファシリテーターが主催しています。

 

『ドリームマップ』とは、、
ドリームマップとは、自分の夢を描き、人生を豊かにするためのツールです。そのツールを使いながら、ワークショップを進めていき子どもたち一人一人が将来の夢や今後どんな人になりたいかを考えていきます。

 

子どもたちが呼びやすいニックネームで名札を作っています!

今回のワークショップは地元の小学生を対象にしており、下は2年生から上は6年生までの計20数名が参加しました。ワークショップはグループごとに分かれて行われ、各テーブルにはドリマ先生と呼ばれる経営者や医師など、様々な業種で働きながら子どもたちの将来の夢を描くお手伝いをするドリームマップファシリテーターの方がいらっしゃいます。そして、その中に私たち学生サポーターが加わりました。

ドリームマップファシリテーターの方が子どもたちの気持ちを引き出します

ワークショップの始めに、アイスブレイクとして「あっちむいてほい」や「後出しじゃんけん」を行いました。ワークショップが始まった頃は、小学生も学生サポーターも緊張してしまい静かだった部屋の中が、子供たちの楽しそうな声が聞こえ始めて徐々にみんなの緊張がほぐれていきました。そして、ワークショップの前にドリマ先生からルールを言われました。そのルールは、“無理”や“できない”などのマイナスな表現を使わず“できる”や“最高”などのプラスな表現をするということです。このルールがあることで、周りがどんな意見でも受け止めてくれるという安心感が生まれ、自分の意見を素直に伝えることができる雰囲気を自然と作ることができました

完成したドリームマップの例

質問に笑顔で答えるF4メンバー

ドリームマップを作る前に「自分を知ろう」ということで、ワークを行い、自分の好きな食べ物や色など8つの項目に対して子供たちは必死に見つけ書いていました。その後、「自分のことがどのくらい好きかをコップの水で表してみよう!」というワークを行い、子どもたちは思い思いにコップの中に水を書き入れていきました。一滴だけコップに水が入っている子や半分だけ入っている子などもいました。そして、自分の夢について考え、ドリームマップを作成した後、もう一度コップに水を書き入れてみると、みんな最初に比べてコップの水が増えており、中にはコップから水があふれるほどになっていた子もいました。ドリマ先生は、コップの水が少なくても毎日少しづつ一滴でもいいから増えることが夢をかなえるために大切だとおっしゃっていました。

ドリームマップ制作中の様子

そして、ドリームマップの作成に取り掛かりました。夢を「夢を叶えたあなたが持っているもの」「夢をかなえたあなたはどんな人」「夢をかなえたあなたが笑顔にしている人」「夢をかなえたあなたが生きている社会」の4つの視点で考えていきました。この4つの視点で考える際に気を付けることは「ほしい」ではなく「持っている」と表現するなど夢を叶えた時の自分を想像して書くことです。子どもたちは、それぞれパティシエや漫画家などの夢を思い描きながら、雑誌の切り抜きや自分で持ってきた写真などを使ってドリームマップを作っていきました。自分の顔を切り抜いてサッカー選手の顔の上に張り付け、将来はサッカー選手になっている自分を表現していました。また、「優しい人になりたい」と思っている子は、人や動物の笑顔の写真を貼っていました。そして、「お客を笑顔にするパティシエ」や「みんなを勇気づける俳優」など自分がなりたいだけではなく、人のためになりたいと考えている子どもたちもいました。

最後の発表では、一人一人がみんなの前に出て自分のドリームマップを発表しました。大勢の前で話すことは私たちでも緊張するのに、みんな堂々と自分の夢を発表していました。聞いている子もみんな真剣に聞いていました。

参加した子どもたち全員が、自分の描いた夢を発表しました

担当テーブルの子どもたちに、メッセージを渡します

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人間文化学部人間文化学科1年 目黒海結

「今回、ドリームマップに学生サポーターとして参加させていただいて、子どもたちならではの考え方に驚かされたり、私自身、自分の夢について考えさせられたりしました。実際、私が他の人に夢を聞かれた際、「私の夢は○○です!」と自信を持って答えられているかどうかは、あまり自信がありません。しかし、今日の「夢を描き、夢を信じ、夢を伝えることで夢はかなう!」という言葉を聞き、また子どもたちのドリームマップ作りをお手伝いしている中で、子どもたちの自分の夢を堂々と話しているところを見て、私も自分の夢を相手に堂々と伝えられるように自分の夢に自信を持ちたいなと思いました。
また、様々な年齢の子どもたちがいたため、使う言葉をそれぞれの年齢によって使い分ける必要がありました。普段は同級生と話をすることがほとんどのため、今回のドリームマップは私にとってとても貴重な経験になりました。」

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人間文化学部人間文化学科1年 中山舞香

「今回、ドリマ先生がおっしゃっていた「自分がいて、夢があって行動をする」という夢をかなえる1・2・3の法則にとても共感しました。なぜなら、今自分がその行動をするという段階にいるからです。まさに、私がいて教師という夢があって、福山大学に入学して教師になるために勉強をしています。今までは教師という夢がぼんやりしていましたが、今の私は少しずつですが夢に近づいているということを今回のワークショップで感じることができました。また、休憩時間は子供たちは横のじゅうたんが敷いてあるところで思いっきり遊んでいました。そこには椅子やクッションがありますが、それを使って他のグループの子とワイワイ遊んで友達を作っていました。休憩時間になるとついスマホを触ったりしがちですが、少しの時間でも一分一秒も無駄にせずに友達を作るなど、時間を有効に使うことが大切なのだと子どもたちの姿から学びました。最後に、小学生に対し応援メッセージを書き終わった後に、5年生の同じグループの子から私も応援メッセージをいただきました。応援してくれていると感じると頑張ろうと思えますし、今回参加して良かったと思えました。子供たちとドリームマップの話だけではなく、学校の話やカープの話、ドラマの話などたくさんの話ができてとっても楽しい時間でした。」

 

学長から一言:参加した子どもたちと同じくらい、サポーターとしてお手伝いした大学生も成長したようですねッ!!!この活動は、新入生の教養ゼミにも使えそう!!!ドリームマップファシリテーターの皆さん、参加の小学生の皆さん、ありがとうございました!!!

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