【スマートシステム学科】三谷康夫教授の最終講義が行われました!

【スマートシステム学科】三谷康夫教授の最終講義が行われました!

今年度、福山大学を退職される三谷康夫教授の最終講義がこちらのURLで告知したとおり、3月3日(木)に行われました。この様子について、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。

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三谷教授の最終講義は「今までの研究をふりかえって」というタイトルで行われました。

三谷康夫教授は、1981年の福山大学への赴任以来、39年間本学の教育・研究に尽力され、とくに福山大学工学部電子・電気工学科の1期生として、福山大学の発展を見守るとともに、福山大学就職委員会委員長、福山大学同窓会会長などを長年にわたって務められました。

三谷康夫教授 「今までの研究をふりかえって」

 

今回の最終講義は未来創造館の講義室で開催されましたが、密をさけるために、同時にオンラインでの配信も行われました。最終講義では、三谷教授の長年にわたる研究の中から、医療用X線画像の復元、騒音レベル変動の統計情報を用いた騒音評価量の算出とマイクロコンピュータ援用のオンライン計測、独立成分分析を用いた騒音評価量の分離などについての紹介が行われました。

医療用X線画像をより鮮明化するために、量子雑音に対する画像処理方法を提案した研究の紹介では、PCのソフトウェアが一般的になる以前の時代で、手描きでの挿絵を製作していたという苦労話や、その後、癌の診断にも使用可能なほど鮮明な画像の取得に至ったという、時代の流れを感じさせる大変興味深い話でした。

「医用X線画像の復元」の研究についての紹介

 

また、研究に対する姿勢にも話が及びました。今回の講演で「修行中の時代の研究」と紹介される一方、「今も修行中です」との言葉があり、印象的でした。研究をして論文を書くために絶えず努力することは「自分への投資」との話に、改めて背筋が伸びる思いでした。また、オンラインを使っての質疑応答では、三谷教授と研究を共にされた他大学の先生方より、懐かしい思い出話が飛び出したり、大変学ぶことの多い楽しい時間を過ごすことができました。

最後には花束と記念品の贈呈があり、拍手をもって最終講義は終わりました。

花束の贈呈「長い間、ありがとうございました!」

 

この他にも、三谷教授には、計測自動制御学会の運営に協力していただき、2014年秋に開催された第23回計測自動制御学会中国支部学術講演会では、支部長・実行委員長としての活躍が光りました。こちらで当時の記事が読めますが、とても懐かしい思い出です。三谷教授のこれからのご活躍を祈念しております。

 

 

学長から一言:門外漢ながら私も三谷教授の最終講義に出席し、長年にわたる大学教員としての生活や研究活動の振り返りを共有させて頂きました。福山大学一筋と言っても過言ではない半生における様々な経験が次々と語られるのを興味深く伺いました。人生百年時代と言います。これから三谷教授がどのような活躍を見せて下さるか、大いに楽しみしているのは、きっと私だけではないと思います。

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