【研究】膵β細胞のインスリン合成と分泌機能を改善する新規化合物の発見!
【プレスリリース】
膵β細胞のインスリン合成と分泌機能を改善する新規化合物の発見!
■研究成果の概要
福山大学薬学部 重永章教授は、徳島大学先端酵素学研究所の親泊政一教授、三宅雅人講師らのグループと共同研究を行っており、膵 β 細胞の小胞体ストレスを緩和してインスリン合成と分泌機能を改善する新規の化合物を同定しました。小胞体ストレスは 2 型糖尿病における膵 β 細胞の減少と機能低下の主要な要因の一つと考えられていますが、本研究において新たに同定した化合物 KM04794 は、小胞体ストレスを緩和して膵 β 細胞のインスリン分泌機能や細胞生存を改善することができました。
本研究成果は本学薬学部の重永章教授、徳島大学大学院医歯薬学研究部機能分子合成薬学分野の大髙章教授、徳島大学先端酵素学研究所の齋尾智英教授、小迫英尊教授らとの共同によるもので、新規の2 型糖尿病治療薬の開発に繋がることが期待されます。
国立大学法人徳島大学 プレスリリース URL:https://www.tokushima-u.ac.jp/docs/36196.html
■論文発表の概要
・公表雑誌:Cell Chemical Biology
・公表日:2022年2月10日(オンライン公開)
☆本件に関するお問い合わせ先☆
【担当者】福山大学薬学部 教授 重永 章(しげなが あきら)
【電話番号】084-936-2112(内線5255)
【FAX】084-936-2024
【E-mail】shigenaga@fukuyama-u.ac.jp
【HP】https://www.fukuyama-u.ac.jp/pharm/pharmacy/labo-list/org_bioorg_chem/