【生命工学部】福山大学生命工学部研究年報創刊20周年記念号が刊行!

【生命工学部】福山大学生命工学部研究年報創刊20周年記念号が刊行!

福山大学生命工学部研究年報創刊20周年記念号(第20号)が刊行されました!生命工学部が設立され20年の歩みでもあり、冊子の紹介を兼ねて学長室ブログメンバーの吉崎が投稿いたします。

福山大学生命工学部研究年報

福山大学生命工学部研究年報(ANNUAL REPORT OF FACULTY OF LIFE SCIENCE AND BIOTECHNOLOGY)は、生命工学部の3学科(生物工学科生命栄養科学科海洋生物科学科)の年間の業績が纏められたもので、年に1回発行されています。国際逐次刊行物番号(ISSN)も付与され、全国30の大学図書館及びその分館に収蔵されています。

福山大学生命工学部は2002年4月に工学部から独立しました。その年度に第1号が発刊され、今回が第20号となります。

創刊20周年!

さて、今号は創刊20周年記念号ということで、生命工学部長の山本覚教授と、大学院工学研究科生命工学系研究科長の井ノ内直良教授から巻頭言が掲載されています。

山本生命工学部長からは、前身の工学部から生命系学科が独立した歴史や、初代生物工学科長の山本武彦先生が当時提案した空気中のDNA測定が次世代シーケンサーの普及により現実になったエピソードから、斬新な着想とそれを具現化する組織力強化が必要という話が纏められています。

井ノ内生命工学系研究科長からは、歴代の研究科長や、これまでに採択された数々の大型私学助成金、また生命工学部の教員が受賞した各学会での受賞歴などが紹介されています。また、本誌は投稿論文(報文、ノート、総説)を受け付けており、今回の記念号には2報の原著論文が掲載されています。カラーの図表入りです。

これまで、瀬戸内海の生物や備後地域の食文化に関する研究など、地域に根ざした研究成果が多く掲載されてきました。今後30年、40年と続けていく中で、備後圏域における生命科学研究の貴重な資料になるものと思います。

 

 

学長から一言:生命工学部の歴史とともに歩んできた同学部紀要の『創刊20周年記念号』の刊行、おめでとうございます。福大ブランドの研究「瀬戸内の里山・里海学」において文字どおり中核的な役割を果たす生命科学分野の教員による日々の研鑽と優れた研究成果を世に問うツールとして、キラッと輝く発想や発見が詰まっていることでしょう。名だたる科学専門誌に引けを取らないジャーナルに益々発展しますように!

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