【海洋生物科学科】新春恒例~水族館の干支展♬~
新年が明けて間もなく、新型コロナウイルス オミクロン株の感染拡大が日本列島を脅かしています。この恐怖と不自由な自粛生活を “トラ” に吹き飛ばしてもらいましょう!! 福山大学マリンバイオセンター水族館では、新春恒例の干支水槽が今年もお目見えです!! 海洋生物科学科アクアリウム科学研究室の学生たちが企画・展示した干支水槽について、黒澤助手から紹介レポートが届きました。この素晴らしいラインナップについて、同学科学長室ブログメンバーの阪本がお伝えします。
今年の干支は寅
皆さま、あけましておめでとうございます!海洋生物科学科の黒澤です。今年の干支は寅🐯・・・ということで、マリンバイオセンター水族館では、毎年恒例の干支展を開催しました!!今回もアクアリウム科学研究室の学生スタッフが頑張って企画してくれました~😊
題して…「これはトラ(取ら・撮ら)なきゃ!~寅の名がつく生き物たち~」です!
では、さっそく生き物たちを紹介していきましょう~😊
トラザメ水槽
今年は虎のような勢いで駆け抜けたい🏃といっても、やっぱり息抜きも大切! お正月ぐらい、コタツでトラザメのように、のんびりしたい学生の気持ちが表れている様です♨ このレイアウトに使われているコタツや背景は、トラザメ水槽担当のファム君が作ってくれました! トラザメたちも気に入ったのか、コタツに入って?まったりしています😊
ちなみに、トラザメの英名はキャットシャーク😽で、タイガーシャークではありません!
タイガーシャークは日本ではイタチザメを指します。
新年のネタとして、ご家族や友人に話してみてはいかがでしょうか?
ダンダラトラギスとウミトラノオ水槽
ダンダラトラギスは、虎のような横縞が目立つお魚です。可愛いらしい顔をしていますが、肉食性なので、人もお魚も見かけによらないかもしれませんね…。また、トラギスの仲間はメスからオスへ性別が変わることも知られています!
海藻のウミトラノオは、環境によって1メートル以上の大きさになるそうです。和名の由来は、その名前の通り「海の虎の尾」です。水槽内を見ていると、だんだん本物の虎のしっぽのように見えてきませんか?
この可愛い虎は、トラギス水槽担当の永廣君が作ってくれました。虎さんのやさしそうな顔にとても癒されます😊
トラウツボ水槽
鮮やかなオレンジ色と白い斑点模様はまさしく虎!寅年の干支展にはぴったりです🐅獰猛そうな顔をしているトラウツボ、なんと口先が湾曲しているため、口を完全に閉じることができません💦しかし、問題なく餌を食べることができますので、ご心配なく☆彡 この水槽では、竹林にいる虎を表現しました!ウツボの隠れ家も本物の竹を使用しています🎋
そういえば、年末に学生スタッフ総出で一生懸命に竹を切っていました😲水槽の背景の絵も、もちろん手作りで、美術担当の鳴本さんの力作です!みんな頑張った甲斐あってか、とてもカッコいい水槽になったと思います💪
種名板の紹介
それぞれの水槽の種名板は、お正月らしくカルタをモチーフに作られています🌟
“ 海底で 小さなえもの とら(・・)えます ”
“ 性転換 メスからオスへ トラ(・・)ンスフォーム ”
“ 虎(・)のしっぽが海の中に!? ヒジキの仲間の 海藻です ”
“ 口が閉じないなんて もう(・・)こ(・)(猛虎)りごり… ”
トラザメは月野君、トラギスとウミトラノオは靏田君、トラウツボは中里君が作成してくれました。皆なかなかにシャレがきいていますね(笑)将来が楽しみです👴他にも、展示を彩る華やかな飾りなどは、桑原さんと藤野さんが担当してくれました🌸✨
2022年の抱負
最後に、学生スタッフ全員の書初めをご覧いただこうと思います!テーマは「2022年の抱負」なのですが…
それぞれの個性が出ているいい書だと思います🖌
皆さん、マリンバイオセンター水族館の干支展はいかがだったでしょうか?この様子は、公式Instagramでもお知らせしています。是非ご覧ください!
https://www.instagram.com/fukuyama_u_marinebiocenter/
本年もマリンバイオセンター水族館をどうぞよろしくお願いいたします。
≪お知らせ≫
福山大学マリンバイオセンター水族館は、新型コロナウィルス感染状況を鑑み、令和2年4月6日から休館しています。再開につきましては、今後ホームページ等でご案内いたします。大変ご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解いただきますようお願い申し上げます。
学長から一言:目下コロナ禍のために長い休館を余儀なくされている本学因島キャンパスの水族館ですから、皆さんがせっかく知恵を絞り、工夫を凝らして仕上げた今年の干支にちなんだ展示も、直接に広く一般公開できないのが実に残念です。それにしても、なんと珍しい魚や海藻が収集、飼育されていることでしょう。さすがは我がマリンバイオセンターです。せめてもこのブログや水族館のインスタグラムを通じて、多くの方々に楽しんでもらいたいものです。