【機械システム工学科】共同研究で超小型モビリティが完成!
機械システム工学科では、両備テクノモビリティカンパニーと「人口減少や少子高齢化時代に向けた次世代型超小型モビリティの研究」というテーマで共同研究を実施しています。同社(本社は岡山市)は、両備グループの車両整備だけでなく水上バイク・ボート向けのマリン用小型トレーラー分野では国内トップシェアを誇る企業です。今回は超小型モビリティの第1号車が完成しました。完成した車両について、機械システム工学科の小林が紹介します。
小型モビリティの研究は、2020年度締結した協働事業契約から始まりました。開発には機械システム工学科の卒業生で、両備テクノモビリティカンパニーで設計の仕事に就いている大成さんと福山大学の学生が協力して実施しています。
車両開発中の大成さん
完成した車両は、両備テクノモビリティカンパニー吉備工場(岡山県吉備高原都市)で動作実験を行っています。開発に関わった2年生の船木君と吉備工場を訪問しました。
開発した超小型モビリティと船木君
開発した車両は1人乗りの超小型モビリティで、近距離の移動などでの利用が期待されています。船木君も完成した車両に試乗しました。
開発した超小型モビリティと船木君
未だ一般の公道を走行することはできませんが、今後はナンバーを取得し公道での走行実験を行う予定です。参加した学生は、「先輩と一緒に実施したことでいい経験になりました。今後も車両の開発に参加していきたいです。」と話していました。今後も開発が進んでいく車両が楽しみです。
学長から一言:見るからにスマートで可愛らしい車。超小型モビリティと呼ぶのですね。二輪車のように不安定でなく、もう自転車は危なくてとても乗れそうにないと思っていても、歩くには少し遠すぎて困る、そんな距離の移動にはうってつけの乗り物かもしれません。操作がものすごく簡単であれば、車体と同じカラーのヘルメットでもかぶって、颯爽と走ってみたくなりますね。市街地から少し離れ、公共交通機関が乏しい場所の住民などが販売のターゲットでしょうか?