【スマートシステム学科】近隣河川で水流測定実験を実施中!

【スマートシステム学科】近隣河川で水流測定実験を実施中!

福山大学ブランディング推進のための研究プロジェクトとして、瀬戸内の里山・里海学が展開中です。

その中でも、 工学部は藻場探査用システムや藻場環境観測システムの構築を目指して研究に取り組んでおり、機械システム工学科の内田教授のグループからの研究進捗がブログに報告されています。
今回は、スマートシステム学科で、仲嶋教授、田中准教授、沖准教授のチームが、海中ドローン・海中環境計測システム開発のために、福山大学の地元の河川で水流測定実験を行った報告が届きましたので、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が紹介します


残暑お見舞い申し上げます。スマートシステム学科のチームが、海中ドローン開発のために近くの川に水流の測定実験に出かけました。(8月3日(金))

とても暑い日でしたが、大学近くの藤井川の橋に向かいました。

今日の川の流れは?というと、こんな風に川幅も狭く穏やかです。7月の西日本豪雨の際はあふれんばかりの濁流でしたが、川も徐々に落ち着きを取り戻し、いつもの藤井川に戻っていました。

今回の実験は、写真のような砲弾型の水流形を川の流れにおろして流速を測定します。この実験のキーポイントは、実際の水流で流速を実測するという点とともに、動画を撮影して川面を流れる浮遊物の動きから流速を求めることができるかという点を検証しようというところにあります。

6m程度の高さから水面を見下ろして動画を撮影しましたが、浮遊物はとても小さく、高解像度のカメラが必要であることが確かめられました。水流の速度は早いところでも秒速0.5m程度でしたが、川の中ではカメラが水流に抗し切れずに流されていくのが印象的でした。浮遊物が流れてきた瞬間、うねるように水流計のそばを浮遊物が流されていくのがわかります。

今回の測定実験で水流計の準備をするのは、田中研究室のゼミ生・村上君です。

このように橋の上から水流計測をしました。これらのデータをフィードバックし、海中環境計測用の海底カメラに活用する予定です。

 

学長から一言:結構地味で根気のいる研究のようですね。。。海中環境計測用の海底カメラに応用するにはまだ前途多難?!?村上君、がんばって!

 

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