[生命栄養科学科]市民フォーラムを開催しました!
11月6日(土)に2021年度市民フォーラム「食と健康のライフサイエンス」が開催されました。
今回は「災害時の食事と栄養」というテーマで2名の講師より講演を行いました。
毎年楽しみにご参加くださる方を含め、たくさんの方がお越しくださいました。
マスクの着用にアルコール、アクリル板の使用など、感染症予防対策もしっかり行った上で、講演を行いました。
参加者の方にも、入り口での検温、消毒などご協力いただきありがとうございました。
災害に備える
前半のテーマは「災害に備える」講師は、広島市危機管理室専門監の丹羽浩之先生です。
ご自身のご経験をもとに、具体的にお話いただきました。
避難所は、生活、物資・サービス提供、情報収集・発信の拠点となる場所です。
実際には、地域によって避難所の状況は様々で、食事の提供内容も違います。
また、災害の内容や規模によっても大きく避難所の環境は違うそうです。
防災備蓄食料であるα化米はお湯を入れるだけで食べることができる優れものです。
メニューのオススメを教えて下さるなど、ユーモアも入れてお話いただきました。
災害時こそ、心と体に栄養を!
後半のテーマは、「災害時こそ、心と体に栄養を!」講師は生命栄養科学科の吉田純子准教授です。
近い将来に予測されている、南海トラフ巨大地震を想定した状況や対策も含めてお話いただきました。
非常食については、主食、主菜、副菜、果物など具体的におすすめの例を挙げてご提案いただきました。
地域でこれから研修会をされる予定の熱心な参加者の方には、簡単にできる「パッククッキング」をおすすめされていました。
パッククッキングとは、耐熱性で湯せん対応ができるポリ袋と鍋、お湯があれば簡単に作れる調理法です。
片付けも簡単で、衛生的なのでおすすめです。
参加者の方からは、「今の時期にあった内容で勉強になりました」というご意見を複数いただきました。
栄養相談室
講演後、希望者が栄養相談室に参加しました。
栄養相談室では、管理栄養士の資格を持つ学科教員が、個別にお話を伺います。
今回は講演の演者でもある吉田准教授と、村上准教授が担当いたしました。
短い時間ではありますが、少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。
日常のちょっとした疑問から、今回の講演テーマでもあった「非常事態の食・栄養」など、
お気軽にお尋ねください。
最後になりましたが、参加してくださった地域の皆さん、スタッフの学生さん、ありがとうございました。
来年度のご参加もお待ちしております!