【機械システム工学科】「広島湾さとうみフェスタ2021」に水中ロボットを出展!
機械システム工学科で卒業研究を行っている学生2名が「広島湾さとうみフェスタ2021」に参加し、会場で水中ロボットの展示説明を行いました。水中ロボットは、福山大学ブランディング推進のための研究プロジェクト「瀬戸内の里山・里海学」の1テーマである「里海の藻場探査」の一環として開発しているものです。このことについて、学長室ブログメンバーの内田が報告します。
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フェスタのメインイベントは11月13日(土)の午後、広島市内のCLiP HIROSHIMAで開催されました。知能機械工学研究室の卒業研究で水中ロボットの研究を担当している4年生の2人が会場に赴き、研究内容に関するパネルと実物の水中ロボットの展示説明を行いました。
この催しは、広島湾再生の取り組みに対する市民や企業等の関心を高めることを目的に、国土交通省中国地方整備局内に置かれている「広島湾さとうみネットワーク」が開催しているものです。会場ではシンポジウムとパネル展示、インターネットではシンポジウムのライブ配信と参加団体の動画配信が行われました。
パネル展示コーナーでは、4年生の2人が水中ロボットの研究状況を来場者たちに説明しました。また、たくさんの質問もいただき、中には「水中ロボットが集めたデータは、どのようにして回収するのか」などと突っ込んだ質問もありましたが、2人は日ごろから熱心に研究に取り組んでいるだけあって、的確な受け答えをしていました。
本学で研究中の水中ロボットについては、これまで広島市周辺で紹介する機会がありませんでしたが、今回のイベントを通じて、広島県西部や山口県東部の方たちにも本学の取り組みを伝えることができました。今回のイベント参加を機会に、今後、瀬戸内海の環境保全活動への水中ロボットの応用も考えていく予定です。
ちなみに、会場でのパネル展示は11月19日(金)まで行われましたが、インターネットでの動画配信は来年の3月末まで行われる予定です。水中ロボットの研究状況は動画配信でも紹介していますので、是非ご覧ください。
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学長から一言:機械システム工学科が実験や開発を進め、改良に改良を重ねている水中ロボットと水上ロボットを「広島湾さとうみフェスタ2021」で披露した様子を動画も含めて視聴しました。ロボットはラジコン操作のボートや潜水艦のようで、こういう「おもちゃ」で遊んだことがあったり、好きな人にはたまらない魅力でしょう。いや、軽々しく「おもちゃ」などという言葉を使うと叱られますね。これは福大ブランドの研究「瀬戸内の里山・里海学」の一環で進める資源探査のための本格的で重要なツール。動画も素人には難しすぎる高度な内容。瀬戸内海の秘密を解き明かす研究成果を大いに期待しています。