【社会連携センター】研究成果発表会をオンラインで開催!
福山大学社会連携センターは、教育研究活動を通して得られる知識や技術あるいは教育上のノウハウを社会に還元していくために、初回の2015年度から2019年度まで対面形式で毎年開催してきましたが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により対面での開催は無理となりました。しかし、今回で第6回目となる2021年度の研究成果発表会は、初めてインターネットのWEB上によるオンラインで、9月13日(月)~9月20日(月)の8日間にかけて実施しました。その模様について、学長室ブログメンバーで社会連携センターの中村が報告します。
インターネットのWEB上で開催することでのメリットを活かし、より多くの皆様に研究成果をお届けし、多様なご意見・ご質問をいただき、福山大学の教員が意見や質問に回答していくことで、対面形式で開催する発表会と同等以上のスピードで研究成果の技術移転、地域振興及び産業の発展に寄与することができました。2019年度までの研究成果発表会は、30分程度の特別講演2題(ひろぎん経済研究所と本学教員)と約1時間30分の本学教員によるポスターセッションの2部制でした。しかし、今回のオンライン研究成果報告会は初めての試みということもあり、本学教員の発表だけとなりました。
今回のオンライン研究成果発表会では、5学部14学科及び5センター、1研究所から計57題の発表がありました。発表方法は、発表者の教員が以下の(1)から(3)の発表形式を複数選択して発表しました。
発表形式(1)ビデオ発表(YouTube)
発表形式(2)研究成果概要の関係論文・その他研究情報
発表形式(3)交流会:発表者が指定した時間にZoomにて実施
また、この発表に加えて、オンライン研究成果発会の研究成果発表集や福山大学全教員の研究者情報一覧も掲載しました。なお、この研究成果発会集と研究者情報一覧は冊子に製本して様々な機会等に配布する予定です。さらに、ホームページにも研究成果発会集と研究者情報一覧のデジタルパンフレットを掲載しています。
本学は今年4月、シンボル的新校舎の「未来創造館」がオープンしました。この未来創造館は、「地域を想い、地域に愛され、地域から国際社会につながる”未来創造人”の育成拠点」となることを目指しています。今回の研究発表会は、“未来創造”という壮大なテーマに対して、学内外の“人”と本学教員の“教育・研究”が絡み合うことを願って、キャッチフレーズを「未来創造✕人✕教育・研究」としました(オンライン研究成果発表会の学長挨拶から引用)。
今回のオンライン研究成果発表会へのアクセス割合は、ホームページのトップのバナーからのアクセスが62%、検索サイトからのアクセスが26%、他大学からのアクセスが5%、フェイスブックからのアクセスが7%のように、トップバナーからのアクセスが一番多くなっていることから、トップバナーは重要な役目を果たすことを改めて再確認しました。
こうして、2021年度の福山大学オンライン研究成果発表会は手さぐりによる初めての試みでしたが、大きなトラブルもなく無事に終えることができました。本学教員にとっても身近な研究者が何を研究しているのか、発表内容や形式の良し悪し、など参考になったのだろうと思います。次回の研究成果発表会もオンライン開催となれば、今回の経験を活かしたいと考えています。
これからも社会連携センターは、他大学や自治体、教育委員会、企業、地域、住民、学校・学生等との連携によりシーズとニーズのマッチングをさらに深化させ、大学の内部リソースの社会還元を推進していきますので、今後とも皆様のより一層のご協力とご支援を、よろしくお願いいたします。
—–過去ログ——————————————————————–
第1回 2015年度 福山大学 研究成果発表会開催!!
第2回(プレリリース) 産学連携の接点はここにあり!! -「2016年度福山大学研究成果発表会」開催-
第2回 備後圏域の皆さまに本学の研究成果をお伝えしました!
第3回 備後ブランドの萌芽を探そう「2017年度福山大学研究成果発表会」を開催
第4回 2018年度 福山大学 研究成果発表会を開催!
第5回「明日への希望と未来創造人を育む教育・研究」
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学長から一言:コロナ禍のためとはいえ、数年来続けて来た本学教員による研究成果の発表会を対面で行うことができず、リモート形式での実施と聞いて、いささか心配していました。企画・運営万般に当たった社会連携センターや、何よりも積極的に研究成果報告を通常とは異なる形式にもかかわらず提出された教員の皆さんのご苦労をねぎらいたいと思います。さらに、今回の成功は、広島県や福山市をはじめ、多くの市町や商工会議所、あるいは備後地域地場産振興センター等の各団体が共催や後援して下さった賜です。改めて謝意を表するとともに、この催しが備後地域の産学官連携の新たな接点を生み出すきっかけとなることを願っています。