人間文化学部

Faculty of Human Culture and Sciences

【#心理学科】「草戸千軒お化け屋敷」を開催!第一話 「混沌」

【#心理学科】「草戸千軒お化け屋敷」を開催!第一話 「混沌」

心理学科プロデュースのお化け屋敷とは?この夏、ドキッとヒヤッとするイベントです。

皆さんこんにちは。心理学科の大杉です。毎年三蔵祭でお化け屋敷企画をしている心理学科ですが、今年はなんと歴史博物館とコラボレーションして開催されることになりました。今回は、この特別イベントについて、皿谷陽子助手からの報告です。

***********************

心理学科助手の皿谷です。

人間文化学部心理学科ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)との協働で、「草戸千軒お化け屋敷」を開催することが決まりました!

お化け屋敷の舞台は、なんと・・・実物大模型が展示された博物館内の草戸千軒展示室「よみがえる草戸千軒」です。

さらに、開催時間は18時〜20時と、普段は入館できない時間を使ったナイト・ミュージアムの催しです!!

歴史博物館でのお化け屋敷に心理学科がどうして?・・・という声が聞こえてきそうです。

「私たちがどのような状況で不安や恐怖を感じるのか?」
「どうすれば不安や恐怖を感じない安心できる環境を生みだすことができるのか?」

このような疑問に挑戦しつづけてきた犯罪心理学の研究は、「安全・安心なまちづくり」に役立ちます(詳しくはこちら)。

・・・逆もまたしかり。どういった原因で私たちが不安や恐怖を感じるのかが分かれば、不安や恐怖がいっそう高まる環境も生み出せます!

「草戸千軒お化け屋敷」には、犯罪心理学の不安研究を逆手にとった仕掛けが満載です!!

実は、2013年にも同様の博学連携事業(広島県立歴史民俗資料館×犯罪心理学研究室)を行ったことがあります。このイベントは、好評を博したそのお化け屋敷の続編です。装いあらたに、恐怖倍増で8年ぶりに帰ってきました!

なお、このお化け屋敷は小・中学生を対象としたもので、参加するには県立歴史博物館への申し込みが必要です(申し込みが定員を超えた場合には抽選となります)。開催日時に関しても、前記リンク先をご確認ください。

この地域の中世の歴史について学ぶと同時に、私たちがどのような状況に恐怖・不安を感じるかを体験的に学習できるプログラムになっています。ふるってご応募ください!

最後に、県立歴史博物館を見学中、お化け屋敷の仕掛けやストーリー等を鋭意作成中の心理学科・人間科学研究科の学生の様子をお届けします!

ちなみに、今回のブログ記事のタイトルは、本博学連携代表者の平伸二教授が主催する日本心理学会の大人気シンポジウム「妖怪心理学」のタイトルの引用です。

なにが「混沌」って、学生たちの創造的なアイデアが発散されすぎて、カオス(↓)・・・現在はCOVID-19とともに収束中です。

地域の小・中学生の皆さんからの申し込みを心よりお待ちしています!第二話もどうぞお楽しみに!

***********************

実物大の街並みが再現される草戸千軒。そこが舞台となるのですから、通常のお化け屋敷とは一味も二味も違う体験が出来そうですね!現在、急ピッチで大盛り上がりで準備中です。参加者におおいに人数制限をかけたスペシャルな企画となっています。ホワイトボードに溢れる混沌なアイディアが果たしてどう収束したか、とっても楽しみです!

 

 

学長から一言:本学の大学祭の「三蔵祭」でアトラクションの一つとして毎年実施される心理学科のお化け屋敷は、いつも来場者の長蛇の列。それを今度は歴史博物館内の常設展示である草戸千軒の町並みを使ってやろうというのは、実に面白い企画。人間の心理に関する日頃の深ーい研究に基づく怖ーい出し物で一杯になるはず。屋外の暑さを一気に忘れさせてくれる恐怖体験が味わえそう。子ども達の「キャー」「ワー」という嬉し恐ろしの叫び声が今から聞こえてきそうです。

この記事をシェアする

トップへ戻る