【心理学科】福山市立熊野小学校でサイバー犯罪防止教室を実施!
6月から本格始動している福山大学サイバー防犯ボランティアですが、小学校でのサイバー防犯教室もついに7月末に再開しました!前回、コロナ禍前に福山市立今津小学校(現 遺芳丘小学校)で防犯教室を開いてから、実に2年ぶりの開催でした(今津小学校での防犯教室の様子はこちら)。
心理学科の学長室ブログメンバーの大杉も、ボランティアメンバーとともにみっちり活動中(物理的には密を避けながら気持ちのみ密で)です!本日は、福山市立熊野小学校で開催されたサイバー犯罪防止教室の様子について、皿谷陽子助手からの報告です。
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こんにちは。心理学科助手の皿谷です。
心理学科のサイバー防犯ボランティアの本格始動については、前回の学長室ブログを是非ご参照ください(【心理学科】2021年度福山大学サイバー防犯ボランティアが本格始動!)。
サイバー防犯ボランティアの主な活動は以下の3つですが、今回は「1.犯罪被害防止のための教育活動(防犯教室)」の紹介です。
- 犯罪被害防止のための教育活動
- 広報・啓発活動
- サイバーパトロール
7月28日(水)、福山市立熊野小学校の1年生から6年生の児童を対象として「インターネットの使い方」と題したサイバー犯罪防止教室を行いました。7月中旬に広島県警サイバー犯罪対策課から小学校での防犯教室のお話をいただき、4年生の岡田諒子さんと加賀山海咲さんを中心に急ピッチで準備を進めました。
低学年(1・2・3年生)と高学年(4・5・6年生)に分かれて実施することになったのですが、低学年向けの防犯教室は実は初めての試みでした。どうしたら低学年にもわかりやすい教室ができるか、皆で知恵を絞りながら工夫すること2週間弱。
実はこれまでの週1の活動の中で、「いつか防犯教室を行うときに、小学生の皆さんに親しみを持ちながら学習してもらいたい」という思いからメンバーでコンペを行い、サイバー防犯ボランティアのキャラクターを作成していました。以下に、防犯教室で使ったスライドを使いながら、先にキャラクターたちを紹介します。
まずはこちら。福山大学のイメージキャラクターである「ふくりん」を、福山大学心理学科サイバー防犯ボランティアバージョンにアレンジした「NEWふくりん」!「サイりんちゃん」と「パトりんちゃん」です!(ちゃんと大学から使用許可をいただいております。)
それから、こちらは左から「オン・ライオン」、「サイ・バー」、「ハト・ロール」です!サイバー関連のキーワードをうまく用いた「サイバー三銃士」です。
実は、他にもキャラクターが誕生しているのですが、どれも素敵で1つに絞ることができず・・・今後は様々な制作物で、いろいろなキャラクターたちを登場させたいなと思っています。
さて、迎えた当日、緊張した面持ちのメンバーもいましたが、始まってしまえばやるしかない!参加したメンバーは全10名。5名ずつ低学年班と高学年班に分かれて、防犯教室を実施しました。先ほど紹介したキャラクターやイラストを用いた資料で、ゆっくりと丁寧に説明しました。
「自分のことを載せない」、「パスワードは絶対に教えない」など「SNSのお約束」と題した6つの注意点を中心に、SNSやインターネットに潜む危険を事例を示しながら紹介し、子どもが犯罪被害に遭わないように、お約束の重要性がよくわかるような説明を心がけました。
<高学年班の様子>
ボランティアメンバーの話にしっかりと耳を傾ける小学生の皆さん。最後の確認〇✕クイズは、どちらの班も大盛り上がりでした!また、〇の理由や✕の理由も小学生の皆さんがしっかり答えてくれました。防犯教室の内容がしっかり伝わったようです。
以下に、ボランティアメンバーの感想を一部紹介します。
- 高学年班は静かに聞いてくれたので、話しやすかったと思います。また、パワーポイントの内容をしっかりと理解して説明する必要があると感じました。
- 勝手に課金をしてはいけないというところについて、説明する際に少し詰まってしまったところが悔しかったです。スライドを切り替えるタイミングも、もっと適切にできるようにしていきたいです。
- 小学生のみんなの反応が良かったので、この活動をやって良かったと思いました。デビューということもあり、所々反省点がありますが、次回までに修正したいと思います。
- 前に出て発表する機会がなかなかないので勉強になりました。次回もあれば、発表練習を増やして臨みたいと思います。
実は、今回の小学校での防犯教室は、初めて実施するメンバーが大半でした。準備期間が短い中で、できる事をよく頑張ったと思います。実際に小学生の前で講演し、今後の改善点もいろいろ見えてきました。よりよい活動をするために、福山大学心理学科サイバー防犯ボランティアは、これからもますます頑張っていきたいと思います!
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短時間で練習を詰め込み、大忙しだった日々を思い出します。どうしたらわかりやすく、かつ正確に意図が伝わるか、何度も話し合って準備していきました。小学生の皆さんにとっても、夏休み前に防犯教室に参加したことはきっとよい効果があったと信じていますし、ボランティアメンバーの大学生にとっても、多くの学びを得た防犯教室であったことと思います。今後もよりよい防犯教室が開催できるよう、メンバー一同気を引き締めて頑張ってまいります。ご要望等がありましたら、福山大学心理学科まで是非ご一報を!お待ちしております!
学長から一言:小さな子どもたちもインターネットを使う時代になって、ついつい巻き込まれることも増えてきた「サイバー犯罪」や「ネットいじめ」。その防止活動に一役買って出た心理学科のボランティアメンバー。いかにも子どもたちが喜びそうなイメージキャラクターもたくさん自作して、一生懸命に取り組んだのでしょう。活動後の感想からは反省の弁も含めて、子どもたちとともに成長するメンバー諸君の姿が浮かんできますね。