【#心理学科】「草戸千軒お化け屋敷」を開催!第二話 「福山草戸千軒伝説」
心理学科プロデュースのお化け屋敷!?注目イベントのお話、第二話です。
皆さんこんにちは。心理学科の大杉です。先日、第一話を紹介しました心理学科と広島県立歴史博物館とのコラボレーションお化け屋敷。その第二話について、皿谷陽子助手からの報告です。
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心理学科助手の皿谷です。
心理学科とふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)との博学連携「草戸千軒お化け屋敷」の準備が着々と進んでいます! (第一話もどうぞご覧ください。)
ところで、中国地方出身ではない方にとっては、「草戸千軒町(遺跡)」は耳にしたことがある程度で、あまりなじみが無いものかもしれません。草戸千軒町は、芦田川の川底に埋もれた中世(鎌倉–室町時代)瀬戸内の港町・市場町です。その遺跡は、現代の航空写真で示すと以下の場所にあります。
1961年以降に始まった本格的な学術的な発掘調査によって、遺跡西の明王院に向かう石敷道路や鍛冶遺構が発見され、芦田川の河口付近に栄えた中世の町として、その重要性が認識されるようになったそうです。この発掘調査に基づき、町の一角を実物大で復原したのが、博物館内の草戸千軒展示室「よみがえる草戸千軒」です(広島県教育委員会ホームページより引用)。
今回の「草戸千軒お化け屋敷」は、この「よみがえる草戸千軒」を舞台に実施します。
町の成立及び消滅理由など、謎の多い草戸千軒。
歴史博物館の学芸員さんのコラム(学芸員だより)は、非常に読み応えがあって面白いです。
イベントに関わる学生・教員そろって、歴史博物館のご厚意により博物館の休館日等を利用し、「草戸千軒」について現在猛勉強中です!
なお、博物館には、上述の草戸千軒町の実物大展示の他、国重要文化財の草戸千軒町遺跡出土品、その他の瀬戸内の歴史・文化資料及び江戸時代後期の教育者・漢詩人の菅茶山の資料等も展示されています。現在は、企画展示「山陽自動車道建設で見つかった遺跡」も行われているそうです。
この地域の歴史と文化にふれることのできる「ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)」。大人も子どもも楽しめますので、まだ訪れたことがない方は是非一度行ってみてください!
最後に、着々と進むお化け屋敷イベントの準備の様子を画像でお届けします!イベント来館者に楽しんでもらうために、頭も体もフル回転で学生たちが頑張っています!!
(準備に疲れて寝ているわけではありません・・・)
ちなみに、今回のブログ記事のタイトルも、本博学連携代表者の平伸二教授が主催する日本心理学会の大人気シンポジウム「妖怪心理学」のタイトルの引用でした。
第三話もどうぞお楽しみに!
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実物大の復原、私も準備で何度もお伺いしていますが、何度見てもリアルで楽しい場所なんです。そこがお化け屋敷でどう変わってしまうのか!?明るい場所で見学したことのある方も、今回のお化け屋敷ではまた違った楽しみ方ができますよ!小中学生(とその保護者)の皆さん、応募は今週末の締切です(詳細はこちらです)。是非是非応募ください!
学長から一言:“お化け屋敷プロジェクト”報告の第二弾も充実した内容になりました。参加している学生の皆さんは、ただ単にどうすれば怖いお化け屋敷を作り上げられるかを考えるだけでなく、この機会に草戸千軒についてや地域の博物館の有り様もしっかり学習しようという意気込みをもって取り組んでいるようですね。大いに結構!このブログが学内関係者だけでなく、多くの子ども達や保護者の皆さんの目にとまることを願わずにはいられません。