【国際経済学科】マハサラスワティ大学とのオンライン交流会(第4弾)
国際経済学科にふさわしい国際的交流活動の実践をご覧に入れましょう。国際経済学科では、これまでインドネシアバリ島のマハサラスワティ大学外国語学部の学生と日本語による尾道オンラインツアー、英語による尾道オンラインツアー、英語学科の学生との英語によるオンラインディスカッションと3回の交流会を行ってきました。今回は、第4回(最終回)となる日本語学科の学生との日本語による交流会を実施しました。このことについて、国際経済学科長の足立教授からの報告が届きましたので、学長室ブログメンバーの白が紹介します。
経済学部バリ島研修は、2013年から2019年まですでに7回実施し、バリ島にてマハサラスワティ大学の学生との交流を続け、すでに100名以上の学生が参加しました。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により実施することができず、残念な思いをしました。しかし、コロナ禍においても国際交流はできるはず!と双方の意見が一致して、今回の交流会を開催することとなりました。
交流会は、5月27日を1回目として毎週木曜日の5回シリーズを予定しています。日本時間の14時から15時30分まで双方の大学生が発表を行い、その発表に関するディスカッションを行います。また、15時30分以降はおしゃべりフリータイムとして友達作りの時間を設けています。なお、発表テーマは以下のとおりです。
バリの学生のテーマ | 福大の学生のテーマ | |
第1回 | バリ島の環境問題 | 日本のサブカルチャー |
第2回 | バリ島文化の継承 | 日本の食文化 |
第3回 | バリ島の観光業の問題 | 広島県の観光業の問題 |
第4回 | バリ島の農業の問題 | 現代日本の貧困問題&広島県の紹介 |
第5回 | バリ島にある村のフィロソフィー | 福山大学ツアー&文化による家族観の相違 |
これ以外にも、バリ島側からは観光地の紹介、バリ島の大学生活、バリ島の宗教行事、バリ島グルメなど様々な動画をプレゼンテーションしてもらうことになっています。学生も日本にいながらバリ島に行った感覚になれると思います。早くバリ島に行きたいですね~!
今回の交流会の特徴としては、司会も学生が行い、教員はできる限り裏方に回るということです。これまで3回の企画では、ついつい口を出してしまいがちでしたが、今回はぐっと我慢?します。学生が自由にのびのび進めることで、何かを学んでくれることを期待しています。
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以下は、第1回(5月27日)に参加した学生の声です。
1年生:小林 克くん
バリ島の学生はとても日本語が上手で、プレゼンテーションもすごく凝ったものを作ってくださったので、僕もそれに応えられるような良いプレゼンをしたいと思います。
2年生:杉原生穂さん
おしゃべりフリータイムで自国のお勧めの観光地について話しました。いつか直接会って話さる日が来たらうれしいです。
3年生:佐藤真央さん
日本のサブカルチャーについて発表しました。バリ島の学生が、「これ知ってる!」と答えてくれてうれしかったです。お互いの国のことをたくさん話し合うことができて良かったです。
3年生:佐藤光平くん
お互いの文化や地域で誇れること、努力している取り組みなどを知る機会ができたことにとても満足できました。
4年生:松山和蓮さん
交流会で感じたことは、バリ島の大学生の日本語がすごく堪能なことです。また、日本人からの質問に対し、「私も答えてみたいです」といった自ら積極的に挑戦しようとする姿は、私だけでなく福山大学の全員が見習わなければならないと感じました。
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過去にバリ島研修に参加した学生は、今でも交流が続いています。私も、多くのバリ島の学生や卒業生とSNSを通じて今でもつながっています。2013年の第1回交流会に参加していたバリ島の学生が日本人と結婚して関西空港で働いていましたが、なんと今回バリ島に戻って卒業論文を書いているそうで久々の再会を果たしました。びっくりしました。
ちなみに、第1回(5月27日)はおしゃべりフリータイムが一番盛り上がりました。その国に友達ができれば、その国のことをもっと知りたくなるし、その国のことをもっと好きになります。国際交流や異文化理解は、友達作りから始まるのではないでしょうか?今回の交流会でも、お互いに生涯の友人ができることを願っています。
最後に、過去に行った国際経済学科のインドネシア・バリ島研修とオンライン・バーチャルツアーのリンクを共有します!
2018年9月【経済学部】バリ島研修2018レポート!
https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/7761/
2019年9月【国際経済学科】インドネシア・バリ島研修実施!
https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/17562/
2020年7月「尾道オンライン・バーチャルツアー」で国際交流!
https://www.fukuyama-u.ac.jp/ec-posts/38609/
2020年11月【国際経済学科】オンラインディスカッションで国際交流!
https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/43562/
学長から一言:パソコン画面の向こう側はもうすぐにバリ島。国境や互いを隔てるものなど何もない世界。なんと素晴らしい時代でしょうねえ。ただ、どちらかの母国語にもう一方が歩み寄るか(今回は日本語)、あるいは例えば英語のような共通言語を使うにしても、言葉の壁だけは越えなくてはならない障壁でしょう。これを機会に、もっとスムーズなコミュニケーションが可能になるように、相手の言語を学ぶか、英語のブラッシュアップを図るか、国際経済学科の皆さんの頑張りに期待しています。