【生命栄養科学科】教員とのお別れ
今年度は、新型コロナウイルス感染症対策のために、様々な授業や実習、イベントが対面で実施ができなくなり、学生の皆さんと顔を合わせて何かを実施したり交流をもったりすることが非常に困難な1年でした。
そして誠に残念ながら、本年度をもって久保田みどり准教授がご退職されます。
久保田准教授は、管理栄養士だけでなく歯科衛生士の資格もお持ちの先生です。
これまで、大学や短大、専門学校などの多数の教育機関の他、病院勤務などもされており、当学科では臨床栄養学や栄養カウンセリング論、臨地実習などの管理栄養士の履修科目に関する教科をご担当され、研究では大学生スポーツ選手の栄養教育や大学生の食生活の実態調査などご指導されてきました。
例年であれば生命栄養科学科の全学年を集め、最終講義やご挨拶の機会を設けるなどの送別会をするのですが、今年はそうもいかないため、学生へは各学年に向けてメッセージが送られ、またささやかですが、学科教員だけでお別れ会を行いました。
以下に学生へ向けて送られた、メッセージの一部をご紹介します。
1年次生の皆さん
「入学後は、遠隔授業であまり顔をあわせることができない中、初の試みのリモート学園祭ではチームワーク抜群でしたね。たくましい!
この調子で、これからの実習や演習を乗り切ってください。今後が楽しみで仕方ありません!!」
2年生の皆さん
「担任ではありましたが、ほとんど顔を合わすことができず、困ったときに、もっともっと相談にのりたかったです。
悩んでいる人・・・決して一人ではないです。仲間がいますね。
これからは、臨地実習に自身をもって臨めるように、より一層頑張っていきましょう!」
3年生の皆さん
「臨地実習では、辛口のコメントもたくさんしましたが皆さんは真摯に取り組んでくれ、社会に出る厳しさを体験できたと思います。
これからは、国家試験対策の授業、卒業研究、就職活動と思いのほか多忙な日々を送ることとなりますが、体調管理も含めて頑張ってください。」
4年生の皆さん
「あっという間の1年間で正直、心残りがいっぱいです。もっと伝えたかったことがあったのに、と。
過去の先輩たちもみんなそれぞれが自身の能力を100%発揮できるように、毎日毎日を頑張っています。
これからは皆さんが栄養士、管理栄養士の先輩として、どのように活躍しているかその報告を聞くことが楽しみです。
福山大学を卒業したことを、胸張って羽ばたいていってください。」
最後に・・・
将来、皆さんは、食を通して人々に元気や感動、もちろん健康につながる大切な任務を与えられた職業につくはずです。
そのための基礎作りが、まさに今です!! 無駄なことはひとつもありませんから。
これからの学生生活を一日、一日大切にお過ごしくださいね。
久保田先生は次年度からは非常勤講師として、生命栄養科学科でご教鞭を振るわれます。
とてもユーモアがあり、多分野に多才な先生が学科からご退職されるのは、非常に寂しく残念には思いますが、これからのご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。