第3回「福ぶくろ書店」がいよいよオープン!
平成30年6月26日~27日に行う、本学図書館流のブックハンティング「福ぶくろ書店」の開店準備の様子を、附属図書館の学長室ブログメンバー(K)がお届けします。
「福ぶくろ書店」という名前を聞いて皆さんはどんな催し物を想像されるでしょうか?
1.年末でもないのに福袋・・・?
2.いろんな本をパックにして貸出すのかな。
3.本を借りると何かもらえるのかな。
といった想像が膨らむと思います。でも、それは違います。
この催し物は、本来ブックハンティングといって、他大学の図書館でも行なっているものの一種です。学生が近くの本屋さんに出向いて、欲しい本を選び、選んだ本を図書館で購入してもらうといった内容の学生参加型選書企画です。しかし、多くの場合、購入した本は一般書ばかりで、大学生が勉強に使うような専門書は数冊しか購入されていない状態です。大学生が一般書を多く選んでしまうのはなぜでしょう? それは、近くに専門書を扱っている書店がなく、専門書をほとんど目にしないからです。本学も同じ環境です。福山市近辺には、専門書を扱っている書店は全くといっていいほどありません。ですので、本学図書館で専門書を買う場合、書店を通して専門書を発行元から取り寄せて図書館に納めてもらっています。「だったら、専門書を扱っている大型書店から専門書を一旦預かり、専門書をたくさん集めた本屋さんをオープンさせよう。」「図書館が本屋さんになろう。」という発想から、2017年度の図書館倶楽部(図書館のボランティア団体)のメンバーが「福ぶくろ書店」と名付けました。
しかし、本屋さんを開くにしてもさすがに“無人”というわけにはいかず、さりとて現在の図書館員だけでは店番ができない。図書館倶楽部のメンバーに協力を求め、運営の「案」を出し合うことで、無事開催することができました。昨年度は6月27日(火)~6月28日(水)、10月31日(火)~11月1日(水)の2回開催し、入店者数は計300名、全428冊の図書を購入しました。今年も第3回目を6月26日(火)~6月27日(水)に開催すべく、準備をしています。
今回も昨年同様、本館(15号館)・分館(34号館)で同時開催します。本館では人間文化、経済、工学、生命工学の本を中心に、分館では薬学・生命工学の本が中心になります。また、書店にはDVD、電子書籍等も入荷され、書籍の入荷冊数も前回の800冊を上回る予定です。
学生さんからお金をいただくことはありません。学修に役立ちそうな本を選んでもらえればいいのです。図書館で購入した後は借りて帰ってしっかり学修に役立ててください。
最後にもう一回。第3回「福ぶくろ書店」は6月26日(火)~6月27日(水)、本館は9:00~16:30に図書館本館(15号館)内ラーニングコモンズ、分館は12:00~16:30にメインカウンター前で開催します。多くの学生の皆さんのご来店、お待ちしています。
学長から一言:図書館倶楽部の学生さんの知恵が実ってきましたねッ!!!学生の皆さん、もう「本学の図書館には、見たい専門書がおいてない」とは言わせませんよ!!!