【生命栄養科学科】令和2年度 卒業研究発表
1月28日(木)、29日(金)の2日間で、4年次生による卒業研究発表会が開催されました。
本年度は8研究室 37名の学生が、約1年間に渡る研究活動の集大成を報告しました。
4年間お世話になった先生方の前での発表に、緊張感が伝わってきます。
感染症予防対策も忘れず、マスクの着用、入口での検温、使用機材の消毒に加えてアクリル板も設置して行いました。
それでは、発表会の様子を紹介していきます。
最初に紹介するのは、食糧科学研究室の「ae遺伝子をもつアミロース含量の異なる米胚乳澱粉を主とする構造(1)」です。
近年わが国では、健康志向の高まりによって米の消費量が減少傾向にありますが、これが食糧自給率の低下にも影響しています。
食糧自給率を回復させるために、消費ニーズに合った形質をもつ米の普及が求められています。
その一つに、amylose-extender(ae)遺伝子をもつ米胚乳澱粉があります。このae変異体米(品種;こなゆきの舞など)は、血糖値の上昇が緩やかになるといった特徴があります。
本研究では、ae遺伝子をもつアミロース含量の異なる米胚乳澱粉の構造について明らかにし、性質について考察を行っていました。
続いて紹介するのは、給食経営管理研究室の「海産物(養殖牡蠣)のレシピ開発」です。
北木島活性化プロジェクトとして活動し、そこで養殖されている牡蠣のレシピを日本料理、欧風料理、中華料理、南欧料理、ヘルシー料理の5分野で計15品考案し、審査会での評価を報告しました。
北木島は、岡山県笠岡市にある笠岡諸島の一つです。
2020年の夏には、実際に北木島を訪問し、牡蠣を試食したそうです。
牡蠣は焼いたり、フライにしたりして食べるイメージですが、様々な調理法や料理に取り入れられることを知りました。
いかがでしたでしょうか。
本番前は緊張していた学生も、発表後には “最後までやり遂げることが出来て良かった” という声がいくつも聞かれました。
卒業研究を通じて、一つのテーマに向き合い、仲間と切磋琢磨しながら発表練習をした日々は、人生の宝物になると思います。
将来は、素敵な管理栄養士として活躍されることを心から願っています。
国家試験まであと少し。全力で応援しています!
~卒業研究の内容に興味を持たれた高校生の皆さん~
ぜひ3月13日(土)のオープンキャンパス見学会に足を運んでみてくださいね🌸
お待ちしております。