【生物工学科】ラオスの子ども達に絵本&図鑑を贈る
生物工学科では、2017年よりラオスとの交流を続けています。このたび、学生の発案でラオスの子ども達に絵本と図鑑を送ったとのことで、秦野琢之教授より報告がありました。学長室ブログメンバーの吉﨑が投稿します。
生物工学科の非常勤講師である井上育三氏は、ラオスでラム酒の製造会社(Lao Agro Organic Industries 社、以下LAODI)を経営されています。そこに2017年、5名の学生と2名の教員がLAODIを訪問して「福山大学ラオス醸造研修所」という看板が掲げたことを契機に、2019年には14名の学生と2名の教員とで7日間のラオス海外研修(インターンシップ)を行いました。
LAODIでのサトウキビの収穫や搾汁、そして仕込みの体験やラオス国立大学(NOUL)農学部との交流、さらにはJICAラオス事務所の訪問、ラオスの絹の藍染体験、またラオスの小学校の子ども達への絵本のプレゼントなど、学生にとっても教員にとっても大変貴重な経験でした。
その後、生命工学部とNOUL農学部とは学部間交流協定を締結しました。この学部間協定をベースに2020年度は、さらにラオスとの交流を深めようという矢先に、COVID-19のパンデミックが起きてしまいました。
そのため、今年は昨年ラオスに行った学生たちの発案でラオスの子ども達に絵本や図鑑を贈ろうということになり、他の学生たちにも呼び掛けて計147冊もの絵本や図鑑が集まりました。
それを学生たちが思い思いにラッピングし、メッセージを添えて12月中頃にラオスへ向けて発送しました。子ども達へ届くのは2か月くらい先になりますが、現地の図書館関係の人たちも協力してくれてラオス語に翻訳するなど、ラオスの子ども達にとって有効に活用できる方法を考えてくださるそうです。
さらに、教育の分野でもラオスと交流が進めばいいなと思っています。COVID-19が落ち着いたら、NOUL農学部の学生を生物工学科に招待したいと考えています。
学長から一言:コロナ禍で国際交流が低迷しがちな状況下で、生物工学科の学生達、がんばっています!ラッピングの中から、絵本を見つけたときのラオスの子ども達の笑顔が思い浮かびますねッ!!!