【大学教育センター】福山青年会議所との協働事業がスタート!
実社会で活躍する若手企業人との交流を通じて、学生の社会人基礎力を高めようと試みる「発信力向上プログラム」の第1回勉強会が、5月22日(火)に宮地茂記念館にておこなわれました。
その様子を、本プログラムの推進を担っている自主ゼミ「F4」の新しいメンバーで、今年4月に入学したばかりの新入生、人間文化学部人間文化学科1年の目黒海結さんと中山舞香さんの2人にレポートしてもらいました。(投稿者:大学教育センター 前田)
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みなさん、はじめまして! 人間文化学部人間文化学科1年の目黒海結と中山舞香です。今回初めて、ブログ報告を書かせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
私たち自主ゼミ「F4」は、自分たちの社会人基礎力を更にパワーアップさせるため、今年度は福山青年会議所との協働で「発信力向上プログラム」を実施することになりました。今回はその第1回目となる記念すべき勉強会です。
第1回勉強会のテーマは、「物事を進めるにあたっての背景・目的について」でした。
福山青年会議所 未来へつなぐ福山発信委員会 岡田祥平様よりご挨拶を頂きました
はじめに、「目的」と「目標」の違いについて個人で考え、グループで意見を出し合いました。「目的」と「目標」の違いは、一つの「目的」を定め「目的」を達成せるための過程に「目標」があることを学びました。
次に、チームで情報共有をおこなうことの難しさを体感するため、「高い」という言葉の意味を一人ずつ考えるワークをおこないました。一つの言葉でも様々な捉え方があるため、目標や目的を立てる時は共通の認識を持つことができるように、曖昧な言葉を使わず具体的な目標や目的を持つ必要があるということを知りました。
福山青年会議所の皆さんから社会人の立場からの助言を沢山頂きました
プレゼンテーションでは「福山のおしいところをどのように解決するか?」をテーマに、各グループで一つ問題を取り上げ「なぜなぜ方式」を使って解決策を考えました。「なぜなぜ方式」とは一つの問いに対して深く掘り下げて原因を見つけ解決策を考える方法です。発表では、寸劇をするなど各グループ工夫を凝らしていました。
私たちの班は、「(若い人たちにとって)福山駅前に楽しめる場所がないこと」をテーマに意見交換をおこないました。最終的に問題となっているのは、楽しめる場所が存在しないことではなく、お店の情報が私たち大学生にまで届いてこないことだと考えました。そこから考えた解決方法は、駅前の各店舗の前にお店や商品の情報を映像にして流すモニターを設置するというものです。
今回、社会人の方の前でプレゼンテーションを初めてさせていただきましたが、とっても緊張しました。発表の5分前に寸劇をおこなうことに決まったのですが、今まで大勢の皆さんの前でやったことがなかったので少し怖かったです。しかし、なんでも受け止めてくださる雰囲気があったので自分の殻を破ってやることができました。自分を成長させることができた瞬間でした。
各チームのプレゼンについても福山青年会議所の皆さんから数多くのフィードバックを頂きました。
今回、宮地茂記念館に訪れるのは大学入試以来でした。建物の中に入ってみると、入試の時の緊張を思い出し、あの時に頑張ったから今ここにいるのだと思うと、感慨深いものがありました。
社会人の方と一緒にグループワークを行うことで、大学生の立場とは違う企業側の意見を聞くことができたので、物事を見る視野を広げることができました。また、先輩方のユニークな発言や発表の時の堂々とした姿を見て、私たちもこれからたくさんの経験を積んで先輩方のようになりたいと思いました。
第1回勉強会に参加して、大学では高校の時とは違って社会人の方と話すことが多いのだと思いました。今後は学外でおこなわれる活動にも積極的に参加し、社会人基礎力を高めていきたいと思います。
次回は7月10日に福山大学宮地茂記念館にて、地域プロデューサーでいらっしゃる本田勝之助氏をお迎えし、「効果的な発信手法について」をテーマに第2回勉強会を開催する予定です。これからも将来、社会で通用する人材になれるように頑張っていきたいと思います。
学長から一言:大学生になって数ヶ月のところで、よい経験をしましたねッ!本学の卒業時の目標の一つは「社会の課題に自分で気づき・見つけ、自分であるいは他の人と協力して解決方法を考え、それを実践する力を付けること」です。。。4年間の成長を、期待していますよ!!!