【建築学科】「こどもえん つくし」見学会を開催!
建築学科の学びの一つは、多くの優れた建築物に触れることです。
今春に完成したばかりの新園舎を建築学科の学生が見学しました。
引率した藤原教授からのリポートです。(投稿:伊澤)
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建築学科の有志(1年生~4年生及び大学院2年生)により、「こどもえん つくし」を見学しました。
この建物は、前田圭介氏(UID)が設計した建物です。
2012年に乳児棟Peanutsが建築され、2020年にダイニングホール棟が建築されました。
この施設は、1978年に設立された幼保連携型認定こども園です。
本年、竣工した「ダイニングホール棟カランころ」において、甲斐先生(つくし保育園理事長)にご説明をいただきました。
このダイニングホールは、天井高は6.35メートルある森を想起させる意匠がこらされています。
4~5歳の子供たちと先生が昼食をとるホール、厨房、保育室と教員のラウンジが備わっています。
八浦祥平氏(UID一級建築士事務所)より設計にいたるまでのお話を聞きしました。
柱は杉板で覆われています。遠目には石造にも見えます。
設計図面や資料を見せていただきました。
ガラスの向こう側は厨房です。子供たちの目線の高さになっています。
教会のようにも見えますね。
乳児棟Peanutsの外観です。紅葉がとても綺麗です。周囲の自然は豊な心をはぐくむことができますね。
外周面には壁はありません。
乳児棟Peanutsの内部です。甲斐先生より説明をいただいています。
乳児棟は、生後43日からの乳児に特化した建物です。
設計の特徴は、0歳児の目線が生かされていることです。
フロアの周囲は低く、全周はガラスで覆われています。
そのことで、乳児は先生や保護者と目線が合い、微笑みを交換できます。
また、1/20の勾配をつけたほふく前進できる床です。
乳児棟Peanutsにて、全員で記念撮影です。
見学した学生たちから「本当に来てよかった!」「すごく勉強になった!」との言葉を聞きました。
引率者には一番うれしい言葉ですね。
今回の見学会は、つくし保育園理事長である甲斐弘美様のご厚意により実現しました。
お忙しい中ご対応いただき、本当にありがとうございました。
学長から一言:「こどもえん つくし」は、子供目線の素晴らしい建築をされていますねッ!甲斐先生、建築の学生のために施設を見せていただき、ありがとうございました!とても良い学びになったようです!