【税務会計学科】新任教員 関下弘樹講師 紹介!
簿記・会計学・原価計算・管理会計の科目を担当しています関下弘樹です。皆さん、初めまして。4月から福山大学の経済学部税務会計学科の講師となりました。地方公務員を務めながら、社会人大学院生として博士号を取得した後、研究に専念するために21年勤務した市役所を飛び出しました。
学長室ブログメンバーの張楓です。このたび、4月に税務会計学科に新しく赴任した関下講師に自己紹介をしてもらいます。
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4月に税務会計学科に着任しました関下弘樹です。
3月まで和歌山県の田辺市役所で地方公務員として勤務していました。広島にお住まいの方々には、和歌山県は遠くて、馴染みのない場所だと思います。私はこちらに来て以降、自己紹介をするたびに、「どこにあるんですか?」といった質問をよくされます。ましてや田辺市など全く存じない方がほとんどな訳ですが、最近思いがけず、「紀州のドン・ファン」が話題となり、そのことをお伝えすると、「ああ!あのドン・ファンの!」と言っていただけるようになりましたが、複雑な気持ちになります。
市役所では、財政・企画のような市の中心的な部門から、市民と直に接する窓口部門、水道部のような事業部門、教育委員会などで勤務しました。市役所の仕事としては、おおむね一通り経験できたのではないかと思っています。
私は、初めから大学教員や研究者を目指していたわけではありませんでした。転機は平成の大合併でした。田辺市は和歌山県で最も大きな面積を持つ市となりましたが、その後の行政経営が課題となりました。業務効率化で貢献ができないものか模索し始め、問題解決を学問の中に求め、社会人大学院生として自費で関西学院大学に通学することにしました。
しかし、人生というのは、転がり始めると面白いほど変わるもので、その大学院で会計やマネジメントを学ぶ中で、人生の師と巡り会い、結果的に、博士号を取得するに至りました。大学院では、公共部門の会計を中心に学び、専門は公共経営、特に管理会計分野を中心に研究を行っていました。
学位取得以降も研究を続けていましたが、理論と実務のはざまで悩むようになりました。社会への貢献をするのであれば、より専門的に研究を進められる道を選ぼうと決断し、勤続21年で市役所を飛び出しました。当然、妻には相当怒られました。今でもその形相が目に浮かびます。
福山大学では2017年の簿記3級検定対策講座の講師としてお世話になり、今回、縁あって福山大学で教鞭をとることとなりました。まさに奇縁であると感じております。本学では簿記・会計学、原価計算・管理会計の科目を担当しています。教員1年生として、学生の皆さんとともに学び、成長してまいりたいと思っております。
学長から一言:簿記3級検定対策講座の講師としての印象がとてもよかったので、そして講座の成果も上がって検定合格者も大幅に増えたので。。。関下講師はすぐに税務会計学科の重要な戦力になりますねッ!!!学生と共に、本学での活躍を期待していま~す!!!