【スマートシステム学科】学生が昭特科学振興財団から研究助成を獲得!
「ドローン(飛行ロボット)と地上ロボットを用いた災害救助システム」 に関する学生の研究についての報告です。工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の学生が主体的に行っている、昨秋のブログで報告したETロボコンチャンピオンシップ大会ガレッジニア部門に出場した1年生(当時)有志チームですが、その後も積極的に研究を継続しており、この度、昭特科学振興財団から研究助成をいただきました。今回、研究代表者の行平さん(スマートシステム学科2年生)が松田学長へ報告に伺いました。工学部スマートシステム学科の伍賀が紹介します。
昭特科学振興財団は、科学技術の振興を図り、研究職・学生の研究に寄与することを目的とし、大学の研究活動に対する助成をされております。工学部では、過去にも学生・院生が研究助成を受けており、その様子がこちらでも報告されています。
以下に、今回の研究内容の紹介をします。
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〇行平 将望(工学部スマートシステム学科2年生)
「飛行ロボットと地上ロボットを用いた災害救助システムに関する研究」
2018年に発生した西日本豪雨による土砂災害で、岡山・広島地域に多大な被害が発生した。このような災害に対して、近年着目されているドローンやラピッドプロトタイピングによるロボット製作手法を適用し、安全・安心な社会を実現するための情報収集システム構築を目指す。
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昨年、飛行ロボットと地上ロボットを用いた災害救助システムを提案し上位3チームに採択され、ETロボコンチャンピオンシップ大会の出場を勝ち取りました。しなしながら、当時は非常に小さい玩具のドローンを使用して、ジオラマの中を飛ばすプレゼンテーションを行いました。そこでは、電波トラブルがあったり、ロボットが動かなかったり、プレゼンテーションがたどたどしかったりと審査員の方々から厳しい評価をいただきましたが、1年の歳月を経て学生も成長し、研究も進展しました。また、工学部OBの方々より寄贈していただいた本格的なドローンを活用できることもプラスになり、今回の研究助成採択につながりました。
今回の採択を受けて、研究代表者の行平さん、スマートシステム学科長の仲嶋教授、そして2年生担任の私(伍賀)が学長室を訪問しました。これまで私の研究室で作っていた地上用のロボットですが、行平さんはこれをドローンに搭載するために、非常に小型化することを目標にしています。この2つのロボットを持参して、松田学長へ見ていただきました(下の写真:白色がこれまでのロボット、黒色が今回小型化をしているロボットの試作品)。
松田学長(左)にロボットを披露する行平さん(中央)、右は仲嶋教授
松田学長からは、「まだ2年生ということもあって大変期待しています。卒業までにどんどん活躍して、たくさん報告に来てくださいね!」と暖かい励ましのメッセージをいただきました。今回の研究も良い結果が出るように頑張って進めてほしいですね。
左から私(伍賀)、松田学長、行平さん、仲嶋教授
今回の研究は2年生の有志が主体的に行っており、放課後や授業の無い時間はスマートシステム学科のプロジェクトルームで研究活動をしています。学長室を訪問してから学生の皆さんは一段と奮起したようで、ドローンを使って様々な実験をしています。その模様を下の写真で紹介します。
行平さん(左)と実験を手伝う山本真史さん(右)
大学の授業が終わった後、いろいろな実験や活動を行っていますが、この日はドローンを飛行させて上空からの写真撮影・動画撮影を行いました。秋の夕暮の空に飛んでいくドローンがとても綺麗でした。
工学部棟すぐ側の駐車場でドローンの飛行実験
ドローンから撮影された画像は、手元のスマートフォンで見ることができました。工学部OBの方々からいただいたドローンを活用し、また今回研究助成もしていただきました。彼らの研究が発展していき、自然災害が発生したときに役立つシステムを開発し、世の中に貢献することができることを願っています。彼らの活躍にご期待ください!!
スマホで空から撮影しました
学長から一言:1年生の時からの継続で、2年生で研究のための外部資金を獲得というのは、すばらしいですねッ!!!卒業生の方から寄贈のドローンも一役買っているのもうれしいですねッ!今後の活躍が、た・の・し・み!