【生物工学科】バイオリテラシーで未来を生き抜く!
PCR、抗体検査、幹細胞、ゲノム、発酵食品。。。メディアを飛び交うこれらの言葉は、バイオテクノロジーの専門用語です。そして、そのバイオテクノロジーを学ぶ学科が、私たち生物工学科です。バイオテクノロジーの専門用語を読んで書いて理解する能力(バイオリテラシーと呼びましょう)が今、社会に求められています。9月12日(土)のキャンパス見学会では、そんなバイオテクノロジー分野の中から【遺伝子検査の今】をテーマに学科紹介を行いました。生物工学科の佐藤がお伝えします。
生物工学科キャンパス見学会【遺伝子検査の今】:担当は、遺伝子工学研究室で長年、酵母の染色体の折りたたみメカニズムの解明を中心とした遺伝子工学を専門とする松崎浩明教授でした。
講義では、DNAの基礎からPCR、DNAシークエンサー、遺伝子の違いに基づく親子鑑定や犯罪捜査への応用などの解説がありました。その後、参加者にはPCRでDNAが増幅したかどうかを確認するための手法である電気泳動法を体験していただきました。DNAはマイナスに帯電していますので、寒天の中に入れて電気をかけるとプラスの方向に向かって寒天の中を泳いでいきます。短いDNAは寒天のすき間をスルスル~っと速く動けますが、長いDNAはゆっくりと動きます。そのことで、目的通りの長さのDNAがきちんとPCRで増えているかどうかを知ることができます。
白衣を着て、マイクロリットルレベルの液体を処理する自分の姿を想像してみてください。それがバイオテクノロジーを学ぶ人の姿です。
また、施設紹介では、DNAシークエンサーや新型の次世代シークエンサーを見学していただきました。2時間という短い時間でしたが、少しでも生物工学科の雰囲気が伝わったならば嬉しく思います。
最後に、広岡教授がキャンパス見学会を3分の動画でまとめましたので、是非ご覧ください。
音楽:魔王魂
もっともっと生物工学科を知るためには、以下のブログが役に立ちます。
学長から一言:今や耳にたこができるほど、一般市民にもなじみ深~い言葉“PCR”が出てきましたよ!!生物工学科では、コロナウイルス感染症拡大のずっと以前から、学術用語の一つとして、なじみ深~い存在だったようですねッ!