【学長からのメッセージ】福山大学の学生・院生の皆さんへ(6)

 学生、院生の皆さん、いかがお過ごしですか。

 前期の授業が集中講義を含めほぼすべて終わり、夏休みらしい夏休みもなく、9月23日からは後期の授業が始まります。前期期間中には、実にいろいろなことがあり、授業に関してだけでも、臨時休校、遠隔授業、遠隔授業と対面授業の併存と、めまぐるしく変わり、学生の皆さんには、様々な形で大変な負担をかけました。新型コロナウイルス感染症への対策・対応ということで、教職員もすべてが初めての経験であり、試行錯誤の連続でしたが、なんとか無事に前期の授業を終え、後期に入ることができることについて、学生の皆さんの忍耐強いご協力に、心から感謝します。

 今のところ新型コロナウイルス感染症の第二波は収束に向かっているように見えますが、本格的な秋になって人々の動きが活発になると感染は拡大しやすく、また続いてインフルエンザの流行期にも入ります。引き続き、「基本的感染防止策(手指消毒やマスク着用、大声を避ける、十分な換気など)」を意識して、三密を極力避ける行動をとり、毎日の健康管理と行動調査票の提出を怠りなく行いましょう。それが、あなたとあなたの周りのすべての人を守り、無事に今年度の終わりを迎えることにつながります。

 最後に、この予測不能な事態にあって、自分一人で対処しきれないと感じる状態になったときには、担任、カウンセラー、学生課、教務課等に、遠慮なく相談してください。必要に応じて、適切な人や機関に対して援助を求めることができるということも、大学生の間にぜひ身につけていただきたい能力です。

                                    令和2年9月11日

                                    学長 松田 文子

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