【建築学科】びんご建築女子キャリア講演会―コロナ禍でもしっかり活動しています!―  

【建築学科】びんご建築女子キャリア講演会―コロナ禍でもしっかり活動しています!―  

建築学科には、女子学生を対象としたキャリア教育プログラム「びんご建築女子」の活動があります。

第13回目となる「OGキャリア講演会」の実施内容について、運営メンバー学生の木曽さん(サポート:佐々木准教授)から報告がありました。(投稿:伊澤)

 

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びんご建築女子運営メンバー、建築学科2年生の木曽莉央です。

びんご建築女子の第13回OGキャリア講演会が、9月3日(木)に行われました。

今回、講師に来てくださった方は、佐藤工務店の建築部設計課で働いておられる森川湖都さんです。

講演のテーマは「地元工務店の仕事」についてです。

森川さんは本学修了後に1級建築士の資格を所持され、現在も佐藤工務店に勤められており、貴重なお話をたくさんお伺いできました。

 

講演会の様子です。新型コロナウイルス感染対策の為、会場の人数を制限し、

zoomと対面の混合で行いました。

また、会場ではマスクを付け、ソーシャルディスタンスを保ちながら聴講しました。

 

地元工務店について、「ハウスメーカーさんと何が違うの?」、「地元企業っていいの?」、「どんな仕事をしているのかわからない」という声から様々な事例を用いて比較し、経験をもとに詳しく説明してくださいました。

佐藤工務店は、建築部(設計)、土木部、営業部、総務部に大きく分けられており、森川さんは建築部の設計課の主任をされています。

構造規模は様々で、注文住宅のため絶対に同じ建物を造ることはありません。

一から顧客のニーズに合わせて考え、多くの人と関わりながら、形として成果を実感するといったことが工務店の良さです。

しかし、顧客の要望を取り入れ過ぎると予算に合わないこともよくあり、空間の調和を乱すなどといった苦悩も語られていました。

また、ハウスメーカーとは違い、仕事の部署が分かれていないので、営業から設計など様々なことを経験することができます。

 

地元工務店での仕事は、8時頃に出勤して前日の確認から始まり、現場状況の調査や検査を行います。

昼からは午前の続きを行い、さらに申請や市役所に行って業務を行います。

また、17時半頃には現場監督が帰社してくるので、更なる伝達や状況確認を再び行って、翌日する業務や期限など確認しながら予定を組んで1日の業務を終えます。

 

zoomの方たちの質問時の様子です。講演後に皆さんたくさん質問していました。

 

この工務店での仕事は、業者とのやりとり、お客様とのやりとり、営業部とのやりとりが必要となるためコミュニケーションが重要になってきます。

質問時に「女性で何か不利なことがありましたか?」という質問に「お客さんにこの女性で大丈夫?」と心配されることがあったとおっしゃられました。

その心配をなくし、信頼されるように資格を取ったり、お客さんの要望をしっかり理解できるよう実際に現地に行くように心がけているそうです。

 

今回、森川さんのお話を聞いて印象深かったことは、森川さんは学生時代は人と話すことを苦手にされていたそうですが、就職してからは「何か疑問になったら聞く」「聞かないともったいない」そういった思考になったとおっしゃられていました。

私もしっかり疑問に思ったことは聞いたり、今できることを考え、挑戦したいと強く思いました。

コロナでなかなか動きにくい状況ですが、この講演会に参加した学生はそれぞれ将来を見つめ直す良い機会になったと思います。

 

森川さんにおかれましては、お忙しい中、貴重な時間を私たちのために割いていただき有り難うございました。

益々のご活躍を願っています。

 

恒例の講演会終了後の記念撮影 zoomの皆さん(スクリーン)も一緒に撮影しました。

 

学長から一言:コロナ禍の下でも、三密を避け、zoomを活用し、BINGO建築女子はしっかりと活動を維持していますねッ!!!たくまし~い!素晴らし~い!本学卒業生の森川湖都さん、ありがとうございました!今後、ますます活躍して、後輩の良いモデルになってくださいねッ!

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