【建築学科】新任の 梅國 章 教授を紹介!
建築生産、材料施工、建築構造が専門で、大手ゼネコンの竹中工務店の技術研究所で長年活躍してきた、新任の梅國章教授を紹介します。イノベーションの達人で、建築でのAI(人工知能)活用などにも取り組まれたようです。
今回は、自己紹介を兼ねてイノベーションについて語ってもらいました。(投稿:伊澤)
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本年4月より建築学科に着任しましたが、新任と言ってもかなりベテランの梅國です。
まず、一言言わせてください。
「建築学は、最強の総合学問である!!?」
30年あまり、竹中工務店技術研究所で、様々な人と研究開発を行ってきました。
(詳しくはGOOGLE SCHOLARで「UMEKUNI」で検索を)
その間、他産業の人から、技術面で建築は遅れているなどのご意見・ご批判もいただいていました。
産業構造の変化と建築学
しかし、日本の産業の成熟が進み、2010年以降、キャッチアップ(後追い)型からイノベーション(創新)型に移り変わる必要が生じ、様相がずいぶん変化してきました。
他産業の人から建築の手法(Methology)を教えてくれと、逆にお願いされるようになりました。
なぜでしょうか?
イノベーションと建築学
アップルなどに先行され、世界に後れを取った産業分野では、官民あげて声高に、理科系と文科系の融合である「文理融合」であるとか、芸術と技術の融合であるとか、お客様志向であるとか、オープン・イノベーションとかと言われるようになりました。
さて、これらのキーワードを見ていて、ハタと気づきました。
これまで、ずっと建築で普段やってきたことばかりじゃないかと。
そもそもイノベーションは発見(技術革新)ではありません。
イノベーションの父であるシュンペーターに聞くまでもなく、技術や知識・知恵の新たな組み合わせ、新結合なのです。
できるだけ遠くの知恵と遠くの技術を結び付け、お客様(建築主)が想像もしない効果・体験を生みだすことなのです。
建築と未来
建築は、様々な異分野、ベンチャーの技術や知恵をどんどん吸収し、融合し続けます。
皆さん、一緒に建築に巻き込まれてください。
そして、世界500兆円市場で、大きなイノベーションを一緒に起こしましょう。
学長から一言:頼もしい!面白そう!理系、文系能力のどちらも必要な、熟慮もひらめきもどちらも大切な、そんな建築学科を、ますます魅力的にするベテラン新任教員とお見受けしました!期待していま~す!!!