【海洋生物科学科】中荒井李華さんの「贈り物」
生命工学部海洋生物科学科3年生の中荒井李華(なかあらい ももか)さんが、とても心温まる「贈り物」を行いました。
皆さんこんにちは。海洋生物科学科 学長室ブログ委員の Kenji♪ です。
今回は、中荒井さんの「贈り物」についてご紹介します。
手づくりのマスク
中荒井さんは、新型コロナウイルス禍にある今、自分が成すべきことを自ら考案し、実行しました。
その「贈り物」とは、手づくりの布マスクです。
母校である栃木県立馬頭高校の生徒と教員の皆さんへ届けるために、多い日でおよそ80枚、ときには1日10時間以上もかけてミシンで300枚を作りました。
数万円もかかる材料費も、自費で賄っての「贈り物」です。
「少しでも、母校の役に立ちたい」・・・という一心で、中荒井さんの思いが縫われていきました。
オンラインでの学長室訪問
今、新型コロナウイルス感染症拡大防止措置として、福山大学の学生はキャンパス構内立ち入り禁止です。
授業はオンラインで実施です。
そこで、今回はオンライン技術を利用して、中荒井さんに学長室を訪問してもらいました!!
オンライン学長室訪問には、松田学長、経済学科の早川教授、海洋生物科学科の満谷教授、そして私が参加しました。
パソコン上で、久しぶりに中荒井さんに会うことができました。とても元気そうだったので、安心しましたね。
手づくりマスクを送ろうと決心した経緯や彼女の想いに、私たちは触れることができました。
がんばり屋さんの彼女らしい、とても素敵な一面を、またひとつ感じることができました。
「贈り物」をした中荒井さんです
マスクを受けとった馬頭高校の校長先生は、卒業生からの心温まる贈り物に、とても感謝されておられました。
中荒井さんの手づくりマスクは、彼女の体温とともに、皆さんの心へと届いたことでしょう。
中荒井さんは、その後もマスクづくりを続けており、「郷里の皆さんにも届けたい!」と今日も思いを込めて縫っています・・・。
中荒井さんの人柄もあって、とっても和やかな学長室訪問となりました。
「中荒井さん、どうもありがとう!!」
下の動画で、中荒井さんのオンライン学長室訪問の様子をみることができます。
ぜひチェックしてみてくださいね!
オンライン学長室訪問―中荒井李華さんの「贈り物」―
追記:中荒井さんの活動は、郷里の下野新聞やYahoo!ニュースにも取り上げられました。
また、中荒井さんは「トビタテ!留学JAPAN」に採択され、アメリカの南カリフォルニアで水族館研修をしたこともあり、大学生活を通して多くの実りある経験と体験を積まれています。さらに、第8回「福山大学の桜」ミニフォトコンテストでは「さくら賞」を受賞されています。
学長から一言:中荒井さん、お久しぶり!どんな状況下にあっても、自分にできることを見つけて頑張る姿は、本当に素敵!!!それと、「オンライン授業は、何度も聴きなおすことができて、とても勉強が進むので、好きです」という言葉も、うれしかったですねッ!