【心理学科】福山ばら祭で防犯イベントを実施!
心理学科の犯罪心理学研究室の学生が、福山ばら祭にて子ども達を対象とした地域の安全を学べるイベントを行いました。こちらは福山市役所青少年課との共催で行われ、クイズ・ラリー形式で楽しく学ぶことができます。
その時の様子を平伸二教授が記事にまとめました。ブログメンバーの野寺(心理学科)が報告します。
福山ばら祭りでの防犯イベント
2018年5月19日(土),20日(日)の2日間,福山市で最大のイベントである「第51回 福山ばら祭 2018」が開催されました。約80万人が訪れる華やかなお祭りです。
そのお祭りで心理学科の犯罪心理学研究室が,福山市役所青少年課との共催で防犯イベントを6年連続で企画・実施しました。ゴールデンウィーク明け,新潟県内で小学校2年生の児童が下校中に殺害された事件があり,再び地域での見守り活動に関心が高まっています。そのような中,子ども達自身に危険回避能力を身につけてもらう,「地域安全マップ」の活動を広めるための企画として「まわってナゾ解き安全マップ」という「子どもの安心・安全 クイズ・ラリー」を行いました。両日ともに暑い中,主に未就学児から小学校低学年児童を対象にして,クイズを使って地域の安全を学ぶというイベントでしたが,一緒に参加されたご両親などの大人の皆さんにも関心の高いものとなりました。
まわってナゾ解き安全マップ
5月18日(金)は,テント内に掲示用のボードを立てて,地域安全マップの現物や関連する資料の掲示,参加者にプレゼントする塗り絵やバルーンアートの準備,そして,福山市役所の方との打合せを4名のゼミ生が行いました。テントの場所は,緑町公園のばら花壇周辺でしたが,子ども達が楽しめるようなディスプレイもたくさんしてありました。院生の2名は3年目の参加であり,段取りよくゼミ生に指示を出していました。実際には,日焼けしない場所を動かなかったのが真相のようです(笑)。
子どもの安心・安全クイズラリーのブース
「まわってナゾ解き安全マップ」では,参加者はクイズ用の地図をもらいスタートして,ばら花壇を1周しながら4つのクイズに挑戦して,すべて解答した後に本部テントに帰ってくることで景品が貰えるというものでした。子ども達は一緒に来られたご家族の助けとゼミ生の助言などでクイズに答え,正解・不正解に関係なく地図に証明のサイン(絵心のある学生はイラスト)をもらって,本部テントに帰ってお目当ての景品をゲットしていました。
一生懸命に解答する姉妹
クイズ出題中のゼミ生(右手には差し入れのアイスクリームが!)
初日は準備した地図が約250枚無くなり急遽増刷,2日目も約300枚が無くなり大盛況でした。これはクイズの楽しさと,バルーンアート,キャラクターの塗り絵,恐竜のクラフトの景品が良かったようです。特に,「バルーンアートは1日でマスターできる!」という私の一声で,初めて参加した3年生も実際にできるようになっていました。女の子には花とプードル,男の子にはサーベルが大人気だったそうです。ゼミ生は1日目,2日目ともに11名(半数以上)が参加して,しっかりと企画から運営までをやり遂げました。2日目の昼を過ぎてもテントの前は,人だかりが絶えませんでした。
サーベルのバルーンアートをもつ男の子
また,2日間で多くの卒業生が来てくれたようで,私が参加した2日目午後だけで8名と再会,大学祭と並ぶ卒業生とゼミ生の交流の場となっています。私もしばしの間,受付のお手伝いをしてきました。
受付の手伝いより記念撮影を優先!?
「地域安全マップ」の作製指導
ところで,犯罪心理学研究室では,地域の小学校の授業,公民館等での行事として「地域安全マップ」の指導を行っています。毎年,小学校15校前後,約1000人の児童と一緒に地域安全マップを作製しています。指導は10年以上の歴史があり,大臣表彰,県知事表彰も受けています。
「地域安全マップ」指導は,PACE福山支部の名前で実施していますが,広島県共同募金会の社会課題解決プロジェクトに大学生団体として唯一認定されていて,募金による資金集めにより、無料で指導を引き受けています。今年は,7月20日(金),岡山県・岡山県教育委員会・岡山県警察本部主催の「平成30年度 地域安全マップ指導者講習会」に講師と招かれて,ゼミ生10名とともに岡山県の学校関係者や大学生の指導も行います。
このように指導を希望される方は,下記までお問い合わせ下さい。ゼミ生が申し込みから当日の運営まで,すべて対応させていただきます。
【お問い合わせ先】
福山大学 犯罪心理学研究室 PACE福山支部
学生代表:本藤雄紀(4年)
E-mail: pace.fukuyama@gmail.com
Facebook: www.facebook.com/PACE.fukuyama
学長から一言:PACE福山支部の活躍は、八面六臂!!!上級学生から下級学生に、年々しっかり受け継がれ、平教授の手をほとんど煩わせることなく、事業が続けられている、福山大学自慢の学生ボランティア活動の一つです!!!バラまつりも恰好の子どもたちへの防犯意識啓発の場でしたねッ!お疲れさま!福山市役所青少年課の皆様、お世話になりました!