【機械システム工学科】全日本EV&ゼロハンカーレースに参戦!
昨年、福山大学チームが総合優勝した全日本EV&ゼロハンカーレースin府中(2月15日~16日)に、今年も参加しました。昨年までの大会は日曜日のみの開催でしたが、今年の大会は土曜日と日曜日の2日間開催と大きく変わりました。日曜日は大雨でコンディションが悪くいろいろなハプニングがあった中での福山大学チームの奮戦ぶりを、機械システム工学科の小林が報告します。
今年の「全日本EV&ゼロハンカーレースin府中」は、沖縄県や三重県からの参加もあり、全国大会にふさわしい大きな大会となりました。また、大会運営には、機械システム工学科の教員、学生、卒業生なども関わっているので、レースへの参加にも力が入ります。
土曜日は、昨年までのレースにはなかったドラッグレースが開催されました。ドラッグレースは0~50mの直線をどれだけ早く走れるかというレースです。福山大学チームの車両は電気自動車です。4サイクルガソリンエンジンのゼロハンカーとの勝負では、エンジンとモーターとの特性の違いからスタートではリードしていたものの、ゴール手前で追い越されて敗退してしまいました。来年はドラッグレースに勝つための対策も考えないといけないようです。
レース2日目の日曜日は朝から雨で、最悪のコンディションでした。中止や短縮も考えられる状態でしたが、予定通りレースは開催されました。
雨と霧で視界が悪いだけでなく、コースは沼のようになりました。福山大学車両は、晴れの日の乾燥したコースで性能が出るように製作してありましたが、それは雨のコースでは逆に不利になります。予選ではEV部門トップの成績となり決勝に進みましたが、決勝戦の時にはコースのコンディションはさらに悪くなっていました。福山大学チームの車両2台は直線でもまっすぐ走るのが難しい状態になっていました。
下の写真の最終コーナーは右カーブですが、車は左を向いています。ドライバーはギリギリの運転をしています。
結果、福山大学チームの2台は、EV部門のレースでは3~4位と振るわない成績に終わりました。このことは残念でしたが、デザインコンテストでは高い評価を受けるなど、車体設計のバランスの良さが評価されました。
今年は優勝を逃しましたが、参加学生たちは雨の中、精一杯頑張りました。この経験は学生生活の中での貴重な思い出として、彼らの中に残り続けることでしょう。
彼らは4月から4年生です。来年の大会には、後輩たちが改良を凝らした新しい車両で挑戦することになります。後輩たちも先輩らに負けず頑張ってくれるものと思います。
学長から一言:ぬかるみの中でのレースだったようで、残念な結果でしたねッ!裏方の運営の仕事も、この雨では大変だったでしょう。。。お疲れ様!!!